
劇的な逆転で決勝進出を決めたアルゼンチン代表が、準決勝の勝利直後に行った政治的セレモニーにより、国際サッカー連盟(FIFA)から処分を受ける可能性が出てきた。
イギリスの公共放送BBCは17日、「FIFAがイングランドとの準決勝直後、フォークランド諸島(アルゼンチン名:マルビナス諸島)の領有権を主張する横断幕を掲げたアルゼンチン代表チームに対し、処分の検討を行っている」と報じた。
アルゼンチンは前日、米アトランタで行われたトーマス・トゥヘル監督率いるイングランドとの準決勝で、試合終盤に劇的な連続ゴールを決め、2-1の逆転勝利で決勝への切符を手にした。
しかし、試合終了後、アルゼンチンの選手たちがグラウンドで「マルビナスはアルゼンチンの領土(Las Malvinas son Argentinas)」と書かれた大型の横断幕を広げたことで問題が発生した。イギリス領フォークランド諸島は、現在もイギリスとアルゼンチンの間で長年紛争が続いている地域である。1982年にはアルゼンチンの侵攻によりフォークランド紛争が勃発したこともある。
FIFAの広報担当者は声明を通じ、「通常のプロセスに従い、独立規律委員会が現在試合報告書を評価しており、関連する諸状況を考慮した上で、FIFAの懲戒規定に基づく後続措置の是非を決定する」と明らかにした。
アルゼンチンサッカー協会(AFA)が政治的な文言により処分の危機に直面したのは、今回が初めてではない。2014年のブラジル・ワールドカップを控えて行われたスロベニアとの親善試合でも、同じ文言の横断幕を掲げたことで、FIFAから2万ポンド(約3992万円)の罰金処分を受けたことがある。当時、FIFAは当該行為が「政治的行為の禁止」および「チームの不適切な品行」に関する規定に違反したと判断した。



