配球も選手交代もAIが判断?野球界に迫る「AI化」の波…MLBは導入に待った

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配球も選手交代もAIが判断?野球界に迫る「AI化」の波…MLBは導入に待った
LAドジャースの大谷翔平が、試合中にダグアウトでiPadを通じてデータを確認している。ゲッティイメージズ

米メジャーリーグ(MLB)にAIの波紋が広がっている。MLB事務局は後半戦の開幕日である15日(現地時間)、各球団のダグアウトでのiPad活用を一部制限した。米メディア「ジ・アスレチック」は、「一部の球団がAIを試合中の戦略立案に積極的に活用してきたためだ」と伝えた。

2016年、MLB事務局はダグアウトにiPadを設置し活用することを許可した。2017年にヒューストンの「サイン盗みスキャンダル」が発覚したことでiPadの使用は大幅に制限されたが、iPadをより積極的に活用したいという現場の要望が続き、事務局も一定部分を許可していた。



MLBが各球団に支給したダグアウト用のiPadは、大きく分けて3つの情報タブで構成されていた。スタットキャストのデータを含め、MLBが提供する各種記録や資料、試合映像が1つ目である。自動投球判定システム(ABS)関連のデータも確認できる。そして、各球団が独自に作成したデータである「カスタムタブ」が最後の3つ目だ。

今回問題となったのが、まさにこの「カスタムタブ」である。対戦成績、守備位置、選手の傾向など、各球団が幅広く収集・活用してきたデータを試合中にAIモデルへリアルタイムで入力し、試合戦略の助けにしていることが確認された。かつては試合前に監督やコーチが知恵を絞り、各種情報をもとに試合戦略を立てていたが、最近では一部の球団が試合中にAIの助けを借りて戦略を練っているということだ。

事務局は後半戦の開幕とともに、「試合中の情報は今後、iPadにアップロードできない」と発表した。リアルタイムデータをAIモデルと接続することを遮断した形だ。事務局は、ダグアウトのiPadにアップロードされたすべての資料は事後検討の対象になり得るとした。

各球団がAIを活用する中で特に問題視されたのは「配球」だ。ジ・アスレチックは、「リーグの一部球団がリアルタイムデータをiPadに入力し、生成AIモデルが次の球種を予測したり、どの球を投げるべきかなどの推奨を受けてきた」と報じた。自軍の投手が次に何を投げるのが最も効果的かをAIに問い、また一方で相手投手が次にどんな球を投げるかまでAIに尋ねているということだ。

事務局は先月、すでに各球団に公文を送り、「複数の球団が独自作成データを意図した用途以上に活用し、選手交代や投手のリード(pitch calling)、そして選手とコーチが直接下すべき試合中の意思決定について推奨を受けるために使用していた」と指摘した。その後1ヶ月が経ち、後半戦の開幕になってから今回の措置を施行したのは、すでにAIに大きく依存していた一部の球団に準備する時間を与えるためだったと事務局は明らかにした。

AIを活用して配球などの試合戦略を立てることは、規定違反ではない。関連規定がそもそも存在しなかったからだ。そのため懲戒措置もない。しかし事務局は、今後AIの影響力がさらに強まり、監督やコーチの役割までAIが浸食する状況を懸念している。


事務局の今回の制限措置に対する反応は分かれている。トロントのジョン・シュナイダー監督はAP通信に対し、「AI技術がリアルタイムの意思決定を変えるというのは異常だ。特に配球までAI技術によって変わる可能性があることが最大の問題だ」と述べた。一方で、アリゾナのトリー・ロブロ監督は「我々のチームはAI制限とはあまり関係がない。しかし、AIが野球にも入り込んでいるのは明らかだ。今後AIを活用しなければ、結局取り残される可能性もある」と語った。

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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