
「アウパ・アトレティ(Aúpa Atleti=アトレティコ頑張れ!)」
イ・ガンイン(25)は、アトレティコ・マドリードのユニフォームを身にまとった初の動画で、流暢かつ堂々としたスペイン語でファンに最初の挨拶を伝えた。最後に放った一言「アウパ・アトレティ」は、新たな出発に対する彼の強い意志が込められていた。バレンシアのユース時代からスペインサッカー界で育った少年は、フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)を経て、再び慣れ親しんだラ・リーガの舞台に戻ってきた。今回はスペイン屈指の名門であるアトレティコ・マドリードの象徴的な背番号「7」を背負い、新たなサッカー人生の幕を開けることになった。
今回の移籍が持つ意味は、韓国サッカー界の至宝であるイ・ガンインにとって極めて特別なものだ。現地メディアでは「ディエゴ・シメオネ監督が長年待ち望んでいた戦術的なラストピース」であり、同時に「アトレティコの韓国プロジェクトが本格的に始動した」という高い評価が寄せられている。まさにピッチ上での戦術面と、ピッチ外でのビジネス面、その双方を見据えた戦略的な獲得であるという分析だ。
まず大きな注目を集めているのは、その戦術的な価値だ。当初、イ・ガンインの獲得はアトレティコの絶対的な象徴であるアントワーヌ・グリーズマンの代役と見られていたが、現在の現地での雰囲気はそれ以上にアップグレードされた意味合いとして受け止められている。スペインメディアは、彼をアトレティコの長年の弱点とされてきた攻撃の「創造性」と「柔軟性」を劇的に向上させる選手だと高く評価している。アトレティコ専門メディア『イントゥ・ザ・カルデロン』は、「イ・ガンインは特定のポジションの代役に留まる選手ではない。複数のポジションを流動的に行き来しながら、攻撃をオーガナイズするマルチなプレイメーカーだ」と鋭く分析した。


