
「オランダはサッカーの大学だ。」
シャビ・エルナンデスは、オランダ代表監督就任記者会見で自身の新たな挑戦をこのように表現しました。ヨハン・クライフやリヌス・ミケルス、ルイス・ファン・ハール、フランク・ライカールトなど、自身のサッカー哲学を形成したオランダの指導者たちとの縁を強調し、オランダの復活を牽引すると力強く語りました。
シャビは25日のオランダ代表監督就任記者会見で、「オランダ代表の監督になることは大きな名誉だ」とし、「私にとってはサッカーの大学に来たようなものだ」と述べました。オランダサッカー協会(KNVB)と2030年ワールドカップまでの契約を結んだシャビは、ロナルド・クーマン監督の後任として「オランダ軍団(オランイェ)」を率いることになります。
オランダとシャビの縁は、バルセロナのユースチーム「ラ・マシア」まで遡ります。シャビはクライフの哲学を直接学びながら成長し、バルセロナのトップチームではファン・ハールやライカールトの指導を受けました。その後、選手時代や指導者キャリアを通じてペップ・グアルディオラの薫陶を受けました。いずれもオランダ流のサッカー哲学と深い繋がりを持つ人物たちです。

そのため、彼は自分自身を「オランダサッカーの息子」と表現しました。シャビにとってオランダ代表チームは、新しいサッカーを学ぶ場所であると同時に、自身が長く学んできたサッカーを再び具現化できる最高の舞台でもあります。
彼は攻撃的なサッカー、そして支配とプレスを重視するスタイルを展開すると語りました。シャビは「私は4-3-3が好きだ。3-4-3も好む。攻撃的なシステムを重んじる」とし、オランダ流のトータルフットボールの伝統を生かすと述べました。その上で、代表チームに必要な要素として情熱、野心、団結力、そして勝利への執念を繰り返し強調しています。
オランダは2026北中米ワールドカップでベスト32という結果に終わりました。優勝候補に挙げられていたわけではありませんが、トーナメント序盤での敗退は、代表チームにとって小さくない衝撃でした。シャビは「我々は競争するためにここに来た。楽しむために、そして勝つために来たのだ」とし、勝利と娯楽を両立させる魅力的なサッカーを展開すると公言しました。
選手選考においても、シャビは既存の慣習に縛られないという強い意志を明確にしました。彼は「どこでプレーしているかは重要ではない。パフォーマンスこそが全てだ」とし、たとえサウジアラビアでプレーしている選手であっても、実力が伴えば招集する意向を示しています。
自身のサッカー哲学のルーツとも言える場所で新たな挑戦に乗り出すシャビ。その初陣は、来月24日のUEFAネーションズリーグ、ドイツ戦となります。



