

トッテナム・ホットスパーが、ソン・フンミンと共に「魂の相棒」として名を馳せたハリー・ケインの電撃復帰を推進しているというニュースがイギリス現地から届き、ファンを騒然とさせている。
しかし、選手本人は現在、所属するバイエルン・ミュンヘンとの契約延長を前向きに検討していると見られる。
イギリスメディア「チームトーク」は12日(日本時間)、「トッテナムがケインを再獲得するために動き出し、問い合わせを行った」と報じた。
チームトークのグレアム・ベイリー記者はこれに関連して、「トッテナムはケインとの劇的な再結成の可能性を捨てていない」とし、「ケインにとってトッテナム復帰の魅力は常に特別なものとして存在するはずだ。トッテナム側もクラブ史上最多得点者であるケインを再び連れ戻す案を真剣に検討したいという意志を明確にしている」と主張した。
続けて「特に現在、ロベルト・デ・ゼルビ監督が指揮を執っているという点で、ケイン復帰のシナリオは一層興味深いものとして注目を集めている」と分析した。


現在、トッテナムがケインを獲得する方法は大きく分けて二つ。優先交渉権の行使、あるいはバイアウト条項の支払いである。
まず優先交渉権については、ダニエル・レヴィ前会長がかつて認めた手法だ。ケインの移籍直後に行われたファンフォーラムで、レヴィ氏は「ケインにバイバック条項はあるのか」という質問に対し、「もちろんだ。もしプレミアリーグのクラブがミュンヘンにいるケインの獲得を希望し、かつトッテナムが同条件を提示すれば、優先的に再獲得が可能だ」と明言している。
二つ目のバイアウトは、特定の移籍金を支払うことでクラブ間の交渉を飛び越え、選手と直接交渉できる条項だ。多くのクラブが、チームの核となる選手に対して法外な金額を設定し、事実上の売却不可対象として管理している。
ケインのバイアウト条項は昨夏から有効で、2025年8月基準で6700万ポンド(約130億円規模)、冬には5400万ポンド(約105億円規模)に設定されていた。ケインは2027年にフリーエージェント(FA)となるため、契約満了が近づくにつれてバイアウトの金額はさらに下がることになる。
こうして再獲得の可能性が浮上したものの、現実的にこの移籍が成立する可能性は極めて低いと見る声が支配的だ。
イギリスの「スカイ・スポーツ」によると、バイエルン側はケインとの再契約に向けた準備を進めているという。また、同じくイギリスの「ザ・タイムズ」も「ケインとバイエルンは2029年までの長期契約延長を予想しており、クラブは今週中にも具体的な交渉に入る計画だ」と報じている。


