
米プロ野球メジャーリーグ、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有投手が、復帰に向けた重要なプロセスを踏んでいることが伝えられた。
MLBドットコムは27日、ダルビッシュの近況を詳しく報じた。
同メディアは「数ヶ月前までは、ペトコ・パークのブルペンマウンドに再びダルビッシュ有の姿があるなどとは、誰も確信を持てなかった」としつつ、「しかし水曜日(26日)の早朝、観客席のゲートが開くずっと前に、約10人の同僚やコーチに囲まれて軽快にブルペン投球を行う彼の姿があった」と伝えた。
ダルビッシュは昨年10月、右肘の内側側副靭帯再建術を受けた。手術後には周囲から引退説も囁かれたが、ダルビッシュ自身はSNSを通じてこれを否定。「またボールを投げられる状態になれば白紙の状態で競争する。もしそれができないと感じたら、その時に引退を発表する」と力強く明かしていた。
また、ダルビッシュは今シーズンの自身の年俸を放棄するという決断を下した。長期負傷者として給与を100%保障される権利があるにもかかわらず、あえて制限選手となる道を選んだのだ。
そして過酷なリハビリ期間を経て、久しぶりのブルペン投球で自身の健在ぶりを証明した。この日、ダルビッシュはこれが回復過程における2度目のブルペン投球であることを明かしている。
MLBドットコムは「ダルビッシュは自身の未来について、何か確定的なことを語る準備はできていない。彼は今を生きている。そして現在、ダルビッシュは再びボールを投げることができており、その顔には明るい笑みが浮かんでいた」と、そのポジティブな姿勢を強調した。
ダルビッシュ自身も「非常に満足している」と、手応えを語った。
もちろん、即座に復帰日程が確定したわけではない。今シーズン中のマウンド復帰が叶わないことは確実だが、リハビリを順調に継続しており、来シーズンにメジャーリーグのマウンドへ戻ってくる可能性を大きく残すこととなった。
同メディアは「ダルビッシュは未来に対する結論を下していないにもかかわらず、リハビリに依然として最善を尽くしていることは明らかだ」とし、「彼は回復の過程が予定通りに進んでいると語っている」と伝えている。
サンディエゴのマイク・シルト監督も「戻ってこられそうな兆しを感じる」とし、「彼が復帰を望むのであれば、その意志を見守っていく必要があるだろう」と期待を込めた。
日本プロ野球での活躍を経て2012年からメジャーリーグに挑戦したダルビッシュは、テキサス、LAドジャース、シカゴ・カブス、サンディエゴなどを渡り歩き、13シーズンで115勝93敗、防御率3.65、通算2075奪三振という輝かしい記録を打ち立てた。
MLBドットコムは最後に「彼の通算208勝は(日本人メジャーリーガーとして)歴代最多記録だ」とし、「誰が知っているだろうか? もしかすると、彼がこれからさらに勝利を積み重ねる姿を見られるかもしれない」と、前向きな展望を示した。


