

マンチェスター・ユナイテッド(マンU)が今シーズン、深刻な不振に苦しんでいます。単なる戦績だけでなく、最新のスタッツ分析により、チームの活動量と高強度な動きの少なさが浮き彫りとなりました。
カラバオカップ敗退で高まる監督への批判
マイケル・キャリック監督率いるマンUは17日(韓国時間)、本拠地オールド・トラッフォードで行われた2026-2027シーズン カラバオカップ3回戦でブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンと対戦。2-0のリードを守りきれず、2-3の逆転負けを喫しました。
オールド・トラッフォードでの2点差逆転負けは、1976年以来の屈辱的な記録です。マンUは、ホームで2点リードした過去145試合のうち143試合で勝利を収めてきた歴史があり、今回の敗戦はチームに大きな衝撃を与えました。現在、プレミアリーグでも1勝1分け2敗の勝ち点4で13位に留まっており、シーズン序盤からキャリック監督の手腕に厳しい視線が注がれています。
正式就任後の厳しい現実
キャリック監督は昨シーズン途中、暫定監督としてチームをプレミアリーグ3位に押し上げ、チャンピオンズリーグ出場権を獲得するなどの功績を残し、今年5月に正式に監督へと昇格しました。しかし、今シーズンに入ってからは当時の勢いとはかけ離れたパフォーマンスが続いています。

露呈した「高強度な動き」の欠如
イギリスの「スカイスポーツ」は、マンUの不振要因として「高強度な活動量の不足」を指摘しました。今シーズンのプレミアリーグ4試合におけるチーム総走行距離は449.1kmで14位ですが、より深刻なのは瞬発的な指標です。
スプリント回数は379回で18位、高速走行回数は1364回で19位にとどまり、走行距離1kmあたりの各数値でもリーグ下位に沈んでいます。これは、チーム全体が速いスピードで動く頻度が極めて低いことを示唆しています。

戦術的課題と今後の行方
スカイスポーツの分析によると、これらの数値は現代サッカーにおいて不可欠な「プレッシング」や「守備への切り替え」において大きな足枷となっている可能性があります。実際にブライトン戦でも、後半に失点を重ねて逆転を許した過程で、相手のカウンターに対応しきれない場面が目立ちました。
もちろん、走行データは試合状況やポゼッション率に大きく左右されるため、単純な体力不足と断定することはできません。しかし、客観的なデータが示す「高強度な動きの少なさ」という事実は否定できず、戦術の再構築を含め、キャリック監督がどのようにこの課題を克服していくかが今後の注目ポイントとなります。


