ホームでまさかの逆転負け、カラバオ杯初戦で姿を消す

マンチェスター・ユナイテッドが、2点差のリードを守りきれずに崩れ去った。17日、本拠地オールド・トラッフォードで行われた2026~2027シーズン・カラバオカップ3回戦において、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンに対し2-3で逆転負けを喫した。
前半開始早々に2点のリードを奪いながらも、その後は攻守両面で綻びを見せ、3失点を献上。マンチェスター・ユナイテッドは2年連続でカラバオカップの初戦敗退という結果となり、マイケル・キャリック監督にかかる重圧はさらに増すこととなった。イングランドのカップ戦であるカラバオカップは、リーグ戦や欧州カップ戦とは異なる独特の緊張感があり、若手の起用や戦術テストの場としても重視されるが、今季の初戦敗退はチームの現状を露呈させる形となった。
開始10分で2-0、完璧な滑り出しから一変
試合は理想的な形で始まった。前半8分、シェイ・レイシーがベンヤミン・シェシュコとの連携で突破を図り、左足で先制ゴールを記録。続く10分には、マーカス・ラッシュフォードのシュートのこぼれ球をメイソン・マウントが押し込み、わずか10分間で2-0とした。直前のマンチェスター・シティ戦(0-1)での敗戦を払拭するかに見えたが、その後は試合の様相が一変した。

前半終了間際、ブライトンのハラランボス・コストゥラスに1点を返されると、後半に入るとブライトンの攻勢が強まった。マンUは2-0とした後半31分まで枠内シュートを一本も放てないという停滞に陥り、相手に主導権を完全に明け渡した。
歴史的な失態と加速する指揮官への批判
後半20分にパスカル・グロスに同点弾を許すと、わずか4分後には交代出場のマキシム・デ・カイパーに逆転ゴールを奪われた。キャリック監督はブルーノ・フェルナンデスらを投入して打開を図るも、相手GKジェイソン・スティールの好セーブに阻まれ、反撃は実らなかった。試合終了のホイッスルとともに、本拠地からは痛烈なブーイングが響き渡った。

今回の敗北が特に重く受け止められているのは、マンチェスター・ユナイテッドがホームで2点リードを守りきれずに逆転負けを喫したのが、実に50年ぶりという歴史的事実があるからだ。英メディア「スカイスポーツ」のデータによれば、過去のホーム戦で2-0とリードした145試合のうち、実に143試合で勝利を収めてきたという。この高い勝率を覆す形での敗戦は、今のチームが抱える不安定さを象徴している。
リーグ戦の不振と重なるチームの危機
シーズン序盤の戦績は深刻だ。マンチェスター・シティとのダービーマッチ敗戦に続き、カップ戦でも衝撃的な逆転負けを喫し、リーグ戦でも開幕4試合で勝ち点4と出遅れている。名門復活を期待するファンの願いとは裏腹に、現時点ではキャリック監督によるチーム再建が道半ばであることを示す結果となった。今後のリーグ戦での立て直しが、指揮官にとって喫緊の課題となる。


