

韓国サッカー界の至宝、イ・ガンインが2026年9月、アトレティコ・マドリードの月間最優秀選手(MVP)に選出された。アトレティコ入団当初、伝説的選手の後継として「背番号7」の重圧に耐えられるか懸念の声も上がっていたが、今回の受賞によりクラブの核心的プレーヤーとしての地位を確固たるものにした。
アトレティコ9月度のMVPに選出
アトレティコ・マドリードは10日、クラブ公式チャンネルを通じてイ・ガンインが9月の最優秀選手に選ばれたことを発表し、トロフィーを掲げる本人の姿を公開した。この賞は、クラブ公式スポンサーであるスペインのビールブランド「マオウ(Mahou)」が主催するファン投票に基づき、「ファイブ・スター・プレイヤー(Jugador Cinco Estrellas)」として決定されるものである。
候補にはジュリアーノ・シメオネ、ジョナサン・デイヴィッド、アレハンドロ・グリマルド、ジョニー・カルドーゾらが名を連ねたが、ファンの圧倒的な支持を集めたイ・ガンインが主役の座を射止めた。

チームメイトへの感謝と謙虚な姿勢
受賞に際し、イ・ガンインは自身の喜びを語るとともにチームへの敬意を示した。「この賞を受賞できたのは本当に特別なこと。個人的な初受賞というだけでなく、チーム全員で勝ち取った成果を分かち合えることが何より嬉しい」とコメント。個人の活躍にとどまらず、チームメイトとの連係と努力がこの幸運をもたらしたと強調し、謙虚な姿勢が多くのファンから支持されている。
急成長を裏付ける9月の実績
イ・ガンインの活躍はデータにも表れている。9月に開催されたラ・リーガ全4試合に先発出場し、攻撃の中心として機能した。特にオサスナ戦では90分フル出場で今季2号ゴールを挙げ4-0の大勝に貢献。さらに、強豪レアル・マドリードとの「マドリード・ダービー」でも89分間ピッチを駆け回り、2-1の勝利に大きく寄与した。その高い戦術理解度は、シメオネ監督の信頼を勝ち取る最大の要因となっている。

「背番号7」という難題への挑戦
アトレティコの「7番」は、クラブ史上最多得点記録を持つアントワーヌ・グリーズマンが背負っていた特別な背番号である。グリーズマンがMLSのオーランド・シティへ移籍した後、その役割と重圧を引き継いだイ・ガンインには、常にその後継者という視線が向けられていた。
ディエゴ・シメオネ監督は以前、フランスメディアとのインタビューで「グリーズマンの影響力をそのまま代替することは不可能に近い」と語っていた。しかし、イ・ガンインに求められていたのは、グリーズマンの模倣ではなく、彼自身のスタイルで攻撃のタクトを振ることだった。現在、イ・ガンインは自身の持ち味である創造性と推進力を発揮し、アトレティコの新たな攻撃の核としてその難題を見事に完遂している。


