
ダンスとの出会いとK-POPへの情熱
スリヤにとってダンスは、自分を表現するための最も純粋な手段でした。インドで初めてダンスを学んだ幼少期、音楽に合わせて体を動かすことに無上の喜びを感じていた彼女は、いつしか歌手になるという明確な夢を抱くようになりました。彼女がブラックスワンのメンバーとして現在ステージに立っている原点は、その当時の「楽しむ心」にあります。
K-POPアーティストたちのパフォーマンスに触れる中で、スリヤの夢は具体的な目標へと進化しました。憧れのステージに自分も立ちたいという強い願いが、彼女をインドから韓国へと突き動かす原動力となりました。異国の地へ向かうという決断に対し、家族は不安を抱きながらも、娘の夢を尊重し最大限の応援を送りました。スリヤにとって、この家族の理解は大きな支えとなっています。
オーディション時の記憶を振り返り、彼女は緊張と期待が混在していた当時の心境を率直に語りました。練習生としての一歩を踏み出し、デビューという夢を実現可能にする挑戦へと向かった瞬間は、彼女の人生における大きなターニングポイントとなりました。

文化の壁と新たな環境への適応
韓国到着後、スリヤは言語や文化の異なる異国生活という新たな壁に直面しました。当初は友人もおらず、慣れない環境での生活は彼女にとって決して平坦なものではありませんでした。しかし、所属事務所のスタッフやメンバーたちの献身的なサポートが、彼女の適応を助ける大きな助けとなりました。
また、事務所代表との初対面におけるエピソードも、彼女の記憶に鮮明に残っています。代表の自宅で見かけた動物コレクションや、代表からの「まずは一生懸命やってみろ」という温かい励ましの言葉は、何事も手探りだった彼女にとって大きな指針となりました。インドで培った「自分を信じ、簡単に諦めない」という精神は、韓国という新しい舞台で生き抜くための最も強力な武器となりました。

夢に向かう勇気とこれからの挑戦
「人と違う道を歩んだとしても、夢に向かって進む勇気が今の私を作った」と語るスリヤには、自らのルーツに対する深い自負があります。未知の文化を習得することと、自分自身のアイデンティティを信じることは、彼女にとって同時に成し遂げるべき挑戦でした。過去の苦難や周囲からの支えを忘れることなく、それらすべてを糧にして現在の彼女は存在しています。
今、過去の自分に言葉をかけるとしたら「怖くても夢を信じて諦めないでほしい」と伝えたいと彼女は語ります。デビューは夢の終着点ではなく、あくまで一つの通過点であるという認識を強く持っています。どれだけ早く到着したかではなく、どのような姿勢で歩み続けるかを大切にする彼女の姿は、多くの人々に勇気を与えています。
インドで学んだダンスの技術と、諦めない折れない心。それらを携えて韓国に渡り、ブラックスワンのメンバーとして飛躍を続けるスリヤ。彼女が選択した勇気ある道は、これからも多くのファンを魅了し続けることでしょう。

