
ハリウッドを代表する実力派俳優のベン・アフレックと、その弟であるケイシー・アフレックが、相次いで両親を亡くすという深い悲しみに直面していることが明らかになりました。
ヴェネツィア映画祭で明かされた父の訃報

現地時間9月8日、米芸能メディア『People』などの報道によると、イタリアで開催された「第81回ヴェネツィア国際映画祭」に出席していたケイシー・アフレックが、父ティモシー・アフレックの死去を初めて公表しました。
ケイシーは記者会見の場で「今年、両親を二人とも失った」と言及。アフレック兄弟の母親であるクリスティン・アフレックさんは、膵臓がんとの闘病の末に今年7月に他界したことが報じられていましたが、それから間もないタイミングで父親も世を去っていたことが判明しました。なお、父ティモシーさんの正確な逝去時期や死因についての詳細は、現時点では公表されていません。
新作映画を両親に捧ぐ「きっと気に入ってくれた」

ヴェネツィア国際映画祭でケイシーは、自身が監督・脚本・主演を務めた新作映画『カンパニー(原題:Alfonso)』のプロモーションを行っていました。その際、本作について「この映画を両親に捧げたい。彼らは私にとって本当に大切な存在だった」と、亡き父母への深い哀悼の意を表しました。
続けて、「両親にこの作品を観てもらいたかったが、それは叶わなかった。しかし、きっと二人とも気に入ってくれたはずだ」と語り、完成作を披露できなかったことへの無念さを滲ませました。
厳格な教育者の母と、息子たちを案じ続けた父
生前、父ティモシーさんは2018年のメディアインタビューにおいて、「ハリウッドは恐ろしい場所だ」と述べ、厳しい業界でスターとして活躍し続ける息子たちの精神的・身体的な負担を常に心配していたことで知られています。
一方、母親のクリスティンさんは名門ハーバード大学を卒業後、公立学校の教師として35年間にわたり教壇に立ち続けました。長男のベン・アフレックは過去のインタビューで、母親がハーバードで修士号を取得し、生涯を教育活動に捧げた知的で献身的な人物であったことを誇らしげに語っています。
アフレック兄弟の絆とこれまでの歩み

アフレック兄弟は、それぞれ1972年(ベン)と1975年(ケイシー)にマサチューセッツ州で誕生しました。両親の離婚後は母親のもとで育ち、父親のティモシーさんはカリフォルニアへ移住したとされていますが、家族としての絆は途切れることなく続いていました。
二人は大人になってからもハリウッドの第一線で協力を重ねており、ベンが監督を務めた『ゴン・ベイビー・ゴン』や『ザ・タウン』『夜に生きる』などの作品でケイシーが重要な役柄を演じるなど、公私ともに強固な関係を築いています。相次ぐ家族の訃報に対し、SNS上では国内外の映画ファンからお悔やみと励ましの声が寄せられています。


