イ・フィジェ、最愛の両親を相次いで見送る…『スーパーマンが帰ってきた』で見せた認知症の父への“最後の親孝行”に再び脚光

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イ・フィジェ、3年で両親を相次いで失う…9年前、認知症の父のために贈った感動のステージが再び注目

韓国の人気タレントであり、数々のバラエティ番組でMCを務めてきたイ・フィジェが、母親の逝去から約3年後に父親の訃報を伝えられ、過去に地上波番組で放送された親子をめぐる感動的なエピソードが再び注目を集めています。

タレントのイ・フィジェ、母の逝去から3年後に父も…悲痛な訃報が伝えられる

イ・フィジェの父親である故イ・カンイル氏が、10月6日未明に87歳で逝去されました。告別式はソウル市城東区にある漢陽大学校病院の葬儀場にて執り行われ、イ・フィジェは喪主として深い悲しみの中で葬儀を主導していると報じられています。出棺は8日午前9時に行われ、埋葬地はソウル追慕公園に決定しました。2023年1月に最愛の母親を見送ったばかりのイ・フィジェにとって、相次ぐ両親との別れに、芸能界やファンからは多くの哀悼の意が寄せられています。

イ・フィジェ、3年で両親を相次いで失う…9年前、認知症の父のために贈った感動のステージが再び注目

『スーパーマンが帰ってきた』で描かれた、厳格な父との「心の距離」

故イ・カンイル氏は、かつてKBS 2TVの人気育児バラエティ番組『スーパーマンが帰ってきた』に、息子であるイ・フィジェや、双子の孫であるソウン君、ソジュン君とともに出演し、視聴者から温かい関心を集めていました。同番組は、父親が妻なしで48時間のワンオペ育児に挑む姿を追うもので、韓国のみならず日本をはじめアジア中で大ヒットを記録した国民的番組です。

番組内でイ・フィジェは、父親との関係性について率直な思いを語っていました。父親が長年にわたり遠洋漁業の船員として海の上で生活していたため、幼少期は一緒に過ごす時間が少なく、また厳格な家長気質であったことから、自身にとって父親は近づきがたい「大きな壁」のような存在だったと回想しています。しかし、自身が結婚して家庭を持ち、人の親となってからは、父親と一緒に旅行を計画するなど、少しずつ心の距離を縮めていく努力を重ねていました。このように、成人後に親子の絆を再構築していく姿は、同じような世代の視聴者に深い共感を呼びました。

イ・フィジェ、3年で両親を相次いで失う…9年前、認知症の父のために贈った感動のステージが再び注目

視聴者の涙を誘った2017年の「歌謡ステージ」サプライズと、認知症を患う父の反応

父親の訃報に伴い、2017年5月に放送された『スーパーマンが帰ってきた』のワンシーンが、SNSやオンラインコミュニティ上で再び脚光を浴びています。当時、イ・フィジェは認知症が進行していた父親のために、父が最も愛した番組であるKBS 1TV『歌謡ステージ』に双子の息子たちとともにサプライズ出演を果たし、名曲「みんなでチャチャチャ」を熱唱して特別なステージをプレゼントしました。

『歌謡ステージ』は、シニア世代に向けて1980年代から放送され続けている韓国を代表する伝統的な歌謡番組であり、日本の『NHK歌謡コンサート』や『新・BS日本のうた』に類似した、郷愁を誘う国民的長寿番組です。イ・フィジェにとって、このステージは父に贈る「最高の親孝行」のはずでした。

しかし、放送の収録映像を自宅で父と一緒に視聴した際、切ない現実が待ち受けていました。イ・フィジェが「画面の中で歌っているのが誰だか分かりますか?」と問いかけたところ、父親は「歌は分かるが、歌っている人が誰なのかは分からない」と答えました。イ・フィジェが「本当に分からないのですか?分かっていて、分からないふりをしているのではないですか?」と何度も語りかけましたが、進行する認知症により、父親が実の息子や孫の顔を認識することは叶いませんでした。父親の前では笑顔を保ち涙を堪えていたイ・フィジェが、その後、クローゼットに身を隠して一人で静かに男泣きする姿は、放送当時、多くの視聴者の涙を誘い、韓国における高齢化社会や認知症ケアへの関心を高める契機ともなりました。

イ・フィジェ、3年で両親を相次いで失う…9年前、認知症の父のために贈った感動のステージが再び注目

国民的MCとしての軌跡と、カナダ休養を経ての復帰

イ・フィジェは1992年にMBCのバラエティ番組『日曜日、日曜日の夜に』の「TV人生劇場」で華々しくデビューし、長年にわたり韓国バラエティ界を牽引してきました。『スポンジ』『想像プラス』といったメガヒット番組のメインMCを務め、その軽妙なトークと卓越した進行力で、2010年代の韓国芸能界を代表するトップMCの一人として君臨。2015年にはKBS芸能大賞にて最高栄誉である「大賞」を受賞しました。

私生活では2010年にフローリストのムン・ジョンウォンさんと結婚し、授かった双子の息子たちとともに『スーパーマンが帰ってきた』でプライベートを公開。その後、カナダへの渡航と長期休養期間を経て、2024年4月にはKBS 2TV『不滅の名曲』に約4年ぶりに出演し、本格的な活動再開に向けて第一歩を踏み出したばかりでした。

韓国社会において親への尽きせぬ愛を体現する「孝(ヒョ)」の姿勢は美徳とされており、番組を通じて不器用ながらも実父に寄り添い続けたイ・フィジェの歩みは、今もなお多くの人々に感動を与え続けています。相次ぐ別れの悲しみを乗り越え、彼が再び力強く歩み出すことを願う声が、各界から寄せられています。

Grey

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
9,030 articles publishedExpertise: kpop, 韓国芸能, world sports
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