米国、W杯開催の準備は万全か

米国、W杯開催の準備は万全か
クリスチャン・プリシッチ。AP

2026 北中米ワールドカップの開幕まで残り50日となる中、開催国アメリカの準備状況をめぐり評価が分かれている。大会の外部ではチケット価格や運営をめぐる議論が続いているが、アメリカサッカーの成否を左右する核心的な変数は、男子代表チームの競技力であるという分析が出ている。

現在、アメリカ代表チームの戦力は「上昇と不安」が共存している状態だ。フォワードのフォラリン・バログン(ASモナコ)は、フランスリーグで8試合連続ゴールを記録し、絶好調を維持している。ミッドフィルダーのウェストン・マッケニーも所属チームのユヴェントスで活躍を続け、代表チーム内の核心的な戦力として定着した。



一方、チームの看板選手であるクリスチャン・プリシッチ(ACミラン)は不振が長引いている。2026年に入ってからはまだ得点がなく、攻撃展開の中心的な役割を担っているにもかかわらず、決定力を欠いている様子だ。代表チームへの依存度が高い選手であるだけに、競技力の回復が重要な変数として指摘されている。

負傷状況は比較的安定している。主力級の選手のほとんどが、問題なく大会準備に臨める見通しだ。ただし、一部の控え選手が離脱したことで、選手層の運用には一定の負担が残っている。

戦術面では、ゴールキーパーの選出が最大の悩みどころだ。マット・ターナー(ニューイングランド・レボリューション)ら選手間の競争が続いており、3月の親善試合で大量失点して以降、正GKの座は依然として確定していない。守備ラインもベテランと若手が混在する構造で、安定感の確保が課題として残っている。

グループリーグの競争も容易ではない。パラグアイは中盤の核心選手の負傷という変数があるものの、戦力のバランスが良いチームと評価されている。オーストラリアは、フォワードのモハメド・トゥーレの得点感覚の回復がポジティブな兆候だ。トルコはアルダ・ギュレルを中心とした攻撃力が強みとして挙げられる。


ジ・アスレチックは「残り50日間で解決すべき課題は明確だ」とし、「攻撃陣の決定力回復、正GKの確定、守備の安定化だ。開催国という利点を生かすためには、競技力の完成度が前提とならなければならない」と強調した。

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