

メジャーリーグ3年目のジェームズ・ウッド(ワシントン・ナショナルズ)が、自身初となる満塁本塁打を放ちました。しかし、打球はフェンスを越えませんでした。ウッドは「インサイド・ザ・パーク満塁本塁打(ランニング満塁ホームラン)」という珍記録の主人公となりました。
20日、米ワシントンD.C.のナショナルズ・パークで行われたワシントン対ニューヨーク・メッツ戦。1回と2回にボー・ビシェットに連続2ランを浴び、0-5とリードを許していたワシントンは、2回裏2死から安打2本と四球で満塁のチャンスを作りました。
この場面で打席に入ったウッドは、メッツの先発ノーラン・マクレーンの外角スライダーを捉え、左中間を抜けそうな大きな飛球を放ちました。メッツの左翼手ニック・モラビトは集中力を切らさず、約115メートル飛んだ打球をフェンス際まで追いかけてジャンプキャッチを試みましたが、手首付近に当たってボールがこぼれました。打球を追っていた中堅手タイロン・テイラーが、フェンスに激しく衝突したモラビトを気遣って立ち止まった隙に、打球の行方を見失い、さらに時間が経過しました。モラビトはすぐに立ち上がり、センターフェンス方向へ転がったボールを追いかけました。
その間、198cmの巨漢ウッドのスピードには加速がついていました。MLBドットコムは「リトルリーグで見られるような満塁本塁打」と評し、「ウッドは秒速8メートルのスピードで本塁へ疾走した。メッツの中継プレーが始まった時、ウッドはすでに本塁へ向かっており、ヘッドスライディングで無事に生還した」と状況を伝えました。
過去10年間でインサイド・ザ・パーク満塁本塁打はわずか3回しかない珍記録です。そのうち2回をワシントンの選手が記録しています。2017年9月9日のフィラデルフィア戦で、マイケル・テイラーが最初の記録を達成しました。
ウッドはこの日、5打数3安打4打点2得点と活躍し、チームの9-6の勝利を牽引しました。


