
トッテナム・ホットスパーは昨シーズン(2024-2025)、ソン・フンミンがいないと勝率がガクンと落ちた。
ソン・フンミンがロンドンを去ってから約1年が経った。状況は大きく変わっていない。ソン・フンミンのいないトッテナムの攻撃陣にはため息しか出ない。
トッテナムは去る20日(韓国時間)、英ロンドンのスタンフォード・ブリッジで行われた2025-2026シーズン プレミアリーグ(PL)第37節の対戦で1-2と敗れた。試合後、高い公信力を誇る米スポーツ専門メディア「ジ・アスレティック」がトッテナムの状況を報じた。

同メディアは「トッテナムは今回のチェルシー戦で、楽な道を選ぶことができた。チェルシー戦で勝ち点1でも確保していれば、緊張を解いて未来の準備ができたはずだ」とし、「その道は固く閉ざされた。トッテナムには楽な道を歩めるほどの実力がない」と指摘した。
続いて「トッテナムは良いプレーができなかった。チャンスをゴールに結びつけられず、集中力も維持できず、チェルシーの勢いを止めるには力不足だった」とし、「試合をリードし、雰囲気を反転させてチェルシーを圧迫するにも多くの不足があった。残留を確定させるにはあまりにも力不足だった」と主張した。
さらに「トッテナムの実行力と技術の問題だったのかもしれない。チェルシー戦では、確実に正しい方向にボールを前進させようと努力する瞬間もあった。しかし、うまく進めても最後で崩れてしまった」とし、「後半戦にジェームズ・マディソンが投入されるまで、トッテナムには創造的な選手がいなかった。コナー・ギャラガーとジョアン・パリーニャの動きはあまりにも単調だった。トッテナムが自信を失い、バックパスをし始めるたびに、ロベルト・デ・ゼルビ監督は失望した様子を見せていた」と説明した。
最後に「今、トッテナムのFWマティス・テル、リシャルリソン、コロ・ムアニを批判しても大きな意味はない。チェルシー戦まで彼らは3試合連続で先発出場した。今、全員が最善を尽くしている」とし、「しかし結果が出ていない。重要な瞬間に結果で証明できていないことは否定できない。テルは今季リーグ4得点にとどまっている。ムアニは1ゴールだ。出場すればするほど期待を下回る姿を見せている」と付け加えた。

トッテナムは昨シーズン、ソン・フンミンと共にUEFAヨーロッパリーグ(UEL)優勝を果たした。そして1年後の今、優勝カップはなく、降格圏からの脱出に向けて最後の決戦を準備している状況だ。
一部のサッカーファンは、トッテナムが昨シーズンもリーグ17位で終えただけに、昨シーズンとリーグでの歩みは似ていると見ている。これは誤った見方だ。
アンジェ・ポステコグルー監督が率いた昨シーズンのトッテナムは、リーグ中位にいた。どうせリーグに集中しても翌シーズンの欧州大会には出られないため、早々にリーグを諦めてUELに集中する戦略を選択したのだ。結果的に優勝を果たし、今のように降格圏に転落したこともなかった。
このような戦略を実践できた理由は、ソン・フンミンの役割を抜きにしては語れない。サッカー統計サイト「オプタ」のデータを分析すれば、ソン・フンミンが昨シーズンのトッテナムでどれほど重要な選手だったかが分かる。

ソン・フンミンが先発出場した24試合で、トッテナムは41.7%という勝率を記録した。逆にソン・フンミンのいない試合では7.1%という惨憺たる勝率にとどまった。14試合でわずか1勝しか挙げられなかったのと同じだ。
また、ソン・フンミンが先発出場した試合でトッテナムは1試合平均2.1ゴールを決めた。彼がいないと1試合平均1ゴールしか奪えなかった。ソン・フンミンは昨シーズン、トッテナムで90分あたり0.38のアシストを記録した。トッテナムでプレーした彼のキャリア全体の中で最高の記録だ。90分あたりのオープンプレーでのチャンス創出数1.9回は、歴代2番目に高い記録である。
ソン・フンミンが攻撃陣にいたトッテナムは、1試合平均2ゴールを決めていた。また勝率も41%を超えていた。韓国人ストライカーが去って1年が経った。トッテナムは得点すら期待しにくいチームになってしまった。
トッテナムの今シーズンPL最終第38節は、25日午前0時、ホームスタジアムでエヴァートンと対戦する。果たして1部リーグ残留に成功し、来シーズンのPLの舞台で見ることができるのか、その成り行きが注目される。


