
31日、米フロリダ州セントピーターズバーグのトロピカーナ・フィールドで行われたタンパベイ・レイズ対ロサンゼルス・エンゼルス戦。試合開始前から選手3人が退場処分を受けるという珍事が発生しました。
MLB.comは、この日の試合開始前、エンゼルスの救援投手ブレント・スーター、タンパベイの投手スティーブン・ウィルソンとマヌエル・ロドリゲスが退場処分を受けたと報じました。国歌斉唱が終わった後、どちらが最後までグラウンドに残るかを競う「我慢比べ」をしていて退場になったとのことです。
3人は「国歌斉唱スタンドオフ(national anthem standoff)」と呼ばれる遊びで、軽い神経戦を繰り広げました。3人はそれぞれダグアウトの前に立ち、国歌が終わった後もその場に留まり続けました。タンパベイの先発ドリュー・ラスムッセンがウォーミングアップを終え、エンゼルスの1番打者ザック・ネトが打席に入ろうとする状況でも、このゲームは続いていました。
三塁塁審のランス・バレットが即座に3人に対して退場を命じたことで、ようやくいたずらは終わりました。時折、このような問題で試合が遅延する状況が発生することもあります。MLBでは、こうした際に審判が介入して状況を収拾します。
2022年には、かつてチームメイトだったロビー・レイ(当時シアトル・マリナーズ)とルーク・ウィーバー(カンザスシティ・ロイヤルズ)がこの遊びを行い、同じく試合開始前に退場処分を受けています。昨年5月には、シアトルとシカゴ・ホワイトソックスの選手計4人が雨に打たれながら10分間も我慢比べを続けました。
ただし、今回の3選手の退場が試合に大きな支障をきたすことはありませんでした。スーターは前日に多くの球数を投げていたため元々この日の登板は難しく、タンパベイの2投手も負傷者リストに入りリハビリ中の選手たちでした。
しかし、混乱した試合開始の状況のせいか、1回から試合の雰囲気は落ち着かないものでした。タンパベイの先発ラスムッセンは1回から大きく乱れました。1回に満塁ホームランを浴びるなど、36球を投じました。タンパベイも1回に先頭打者ホームランを皮切りに1死満塁のチャンスを作りましたが、追加点を奪うことはできませんでした。試合はエンゼルスが14-3で勝利しました。


