
25日の南アフリカ戦、必勝の鍵は「ソン・フンミン・シフト」
後方ビルドアップの弱点を露呈した相手
ソン・フンミンをワントップから左サイドへ配置すれば
サイドの裏のスペースまで攻略可能
南アフリカの主力MFズワネとモコエナが欠場
俊足の代表チームによるプレスが効果大
攻撃の鋭さを一層引き出す
オム・ジソン、ヤン・ヒョンジュンの先発起用も検討の余地あり
洪明甫(ホン・ミョンボ)号の運命がかかった南アフリカ共和国とのグループリーグ最終戦で、「ソン・フンミン・シフト」が一つの代替案として浮上している。
洪明甫監督率いるサッカー韓国代表は、25日にメキシコのモンテレイ・スタジアムで行われる2026北中米W杯グループリーグA組第3戦で、南アフリカ共和国と対戦する。
1勝1敗を記録した韓国は、メキシコ(2勝)に次ぐA組2位につけている。首位通過の道はメキシコに譲ったものの、南アフリカ共和国(1分け1敗)を相手に勝利、あるいは引き分ければ2位の座は守れる。
A組最弱と目される南アフリカ共和国は、第1・2戦で後方ビルドアップの弱点が露呈した。
メキシコとの開幕戦(0-2で敗戦)では前線からのプレスに翻弄され、前半9分にフリアン・キニョネスに先制ゴールを許し、チェコとの第2戦(1-1で引き分け)でもミハル・サディレクに先制点を奪われた。
失点シーンを見ると、プレスに対する守備陣のミスが目立つだけでなく、サイドの裏のスペースに頻繁に隙が見られた。韓国が豊富な運動量で前線から南アフリカ共和国を圧倒すれば、楽な試合運びが期待できるということだ。南アフリカ共和国は主力MFのテンバ・ズワネとテボホ・モコエナが出場停止で欠場するため、プレスの効果はさらに発揮されると見られる。
南アフリカ共和国のヒューゴ・ブロース監督も「彼らは電池を入れると動き出すおもちゃのように、90分間走り続ける。そのため、相手にするのは容易ではないだろう」と警戒した。

自然と、足の速い攻撃手の人数を増やす戦術変更も取り沙汰されている。スピードが持ち味のオ・ヒョンギュ(ベシクタシュ)を最前線に配置する代わりに、ソン・フンミン(LAFC)を本職である左サイドに移動させる「ソン・フンミン・シフト」だ。
ソン・フンミンは今大会でまだ得点はないが、相手守備をかき回す動きはチームメイトにとって大きな力となった。時速35.2kmを誇るソン・フンミンを警戒するあまり、チェコもメキシコも守備ラインを安易に上げることができなかった。
ソン・フンミンがサイドに移動すれば、相手の弱点であるサイドの裏のスペースまで攻略できるという点で、悪くない選択だ。ソン・フンミンが相手陣内でボールを奪えば、一気にゴールまで狙うことができる。
JTBC解説委員のパク・チソン氏は「ソン・フンミンの長所は、チャンスが来た時に確実に決める決定力だ」とし、「右足、左足を問わず、相手に大きなプレッシャーを与えられる。どちらのポジションでプレーするかが問題ではなく、どこでプレーしてもチームメイトを助けられる選手だ」と語った。
ソン・フンミンが南アフリカ共和国戦でゴールを決めれば、アン・ジョンファンとパク・チソン(各3得点)を抜き、韓国人選手としてのW杯最多得点者となる。
洪監督の戦術において、サイドのウィングバックのように動く選手たちの攻撃的な起用も検討に値する。
交代カードとして投入されるたびに印象的なシーンを作ってきたオム・ジソン(スウォンジー・シティ)とヤン・ヒョンジュン(セルティック)を最初から先発で起用すれば、攻撃の鋭さが一層増すはずだ。オム・ジソンは「メキシコ戦で勝ち点を取れず、悔しさが大きかった。南アフリカ共和国戦では必ず結果を出さなければならない」と覚悟を固めた。
また、W杯直前の2度の親善試合でテストしたイェンス・カストロプ(メンヒェングラートバッハ)を起用するカードも考えられる。カストロプはドイツ・ブンデスリーガで既に実力が証明されており、客観的な能力では代表チームの中でも屈指の選手だ。
洪監督は「2試合を見たが、(南アフリカ共和国は)スピードがある。そうした部分を我々がしっかり準備しなければならないと思う」と述べた。


