
2026北中米ワールドカップで、気象悪化による「試合中断(雨天遅延)」事態が発生した。
国際サッカー連盟(FIFA)は23日、米国ペンシルベニア州フィラデルフィア・スタジアムで行われたフランスとイラクによるワールドカップ・グループステージI組の第2戦を一時中断させた。豪雨や雷雨などの悪天候が予報されていたためである。
試合は前半14分に飛び出したキリアン・エムバペ(レアル・マドリード)の先制ゴールでフランスが1-0とリードしたまま45分を終えたが、前半35分から降り出した激しい雨がハーフタイム直後に巨大な嵐へと変わり、後半戦の開始が急遽遅延することとなった。
今回の中断措置は、米国現地の厳格な落雷安全ガイドラインとFIFAの気象プロトコルに従って決定された。FIFAの規定上、スタジアム半径8マイル(約13km)以内で雷雨が感知された場合、試合を中断し観客席を空けなければならない。前半終了と同時にフィラデルフィア上空で巨大な落雷が発生したため、主審は直ちに中断を宣言した。今大会で天候により試合が一時中断されたのは今回が初めてである。

避難命令は選手だけでなく、観客席にもそのまま適用された。電光掲示板には「深刻な雷雨が接近しているため、オープン席を離れ、通路や屋根のある安全なエリアへ避難してください」という警告文が表示された。雨合羽を着た数万人のサッカーファンが一斉にスタジアム内部へ避難するという珍しい光景が繰り広げられた。
サッカーは通常、気象問題で試合が中断されることは少ないが、極端に天候が悪い場合には稀に発生することもある。2025年に米国ノースカロライナ州シャーロットで開催されたFIFAクラブワールドカップのチェルシー対ベンフィカ戦でも、試合終了直前に落雷が発生し、2時間近く試合が中断された前例がある。蔚山HDとマメロディ・サンダウンズ(南アフリカ共和国)の試合も1時間以上開始が遅れた。


