ブーイングか、大合唱か…「ハイドレーションブレイク」で見えない熱き戦い

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ブーイングか、大合唱か…「ハイドレーションブレイク」で見えない熱き戦い
17日、米テキサス州ヒューストンのスタジアムで行われた2026北中米ワールドカップ・グループステージ、ポルトガル対コンゴ民主共和国戦の最中に行われたハイドレーション・ブレイクの様子。AFP=聯合ニュース

北中米ワールドカップのスタジアムでは、奇妙な戦いが繰り広げられている。選手たちは水を飲み、監督たちは戦術を指示する。観客たちはブーイングを送る。するとスタジアムのDJが有名な曲を流し、観客に大合唱を促す。

戦いの舞台は「ハイドレーション・ブレイク(Hydration Break)」だ。CNNは24日、「ワールドカップのスタジアムで繰り広げられる静かではない戦い:スタジアムDJ対ハイドレーション・ブレイクのブーイング」というタイトルでこの状況を報じた。



国際サッカー連盟(FIFA)は今大会から、すべての試合において前半と後半に1回ずつ、公式の休憩時間を義務的に設けている。選手保護が名目だ。しかし、観客の反応は予想以上に冷ややかだ。

米国内のスタジアムでは、ハイドレーション・ブレイクが始まるたびにブーイングが沸き起こっている。南アフリカ対チェコ戦では観客が一斉にブーイングを送ったが、数秒後にジョン・デンバーの『カントリー・ロード』がスタジアムに響き渡ると、6万7000人余りが一緒に歌い始めた。

同様の光景は各地で繰り返されている。イングランド対クロアチア戦ではザ・キラーズの『ミスター・ブライトサイド』が流れ、アルゼンチン対オーストリア戦では『マカレナ』がスタジアムを埋め尽くした。アメリカ対オーストラリア戦ではブラスバンドが登場し、観客の目をそらした。スタジアムDJたちの戦略は単純だ。ブーイングが始まると即座に誰もが歌える曲を流し、雰囲気を変えることだ。実際に多くの試合でこの方法は効果を発揮した。数秒前までスタジアムを埋め尽くしていたブーイングは、すぐに集団合唱へと変わった。

ブーイングか、大合唱か…「ハイドレーションブレイク」で見えない熱き戦い
12日、米カリフォルニア州ロサンゼルスのスタジアムで行われた2026北中米ワールドカップ・グループステージD組、アメリカ対パラグアイ戦の最中に行われたハイドレーション・ブレイクの様子。AFP=聯合ニュース

今大会でハイドレーション・ブレイクは、最も議論を呼んでいる制度の一つとして浮上した。サッカーファンたちは、前後半45分ずつ続く試合の連続性が損なわれていると主張する。冷房施設が完備されたダラス、ヒューストン、アトランタなどのドーム球場でも一律にブレイクが適用されることで、不満はさらに高まっている。


グローバルスポーツ専門メディアのジ・アスレチックが最近、ワールドカップのニュースレター購読者約9000人を対象に行ったアンケート調査でも、回答者の76.4%がハイドレーション・ブレイクに問題があると答えた。最大の理由は、試合の流れが途切れるという点だった。一部のファンは、サッカーが事実上「4クォーター制の試合」に変わっていると批判している。実際に強豪チームが攻め立てている時や、弱小チームが勢いに乗っている瞬間に強制的に試合が中断され、流れが変わってしまう事例も出ている。放送広告の問題も議論の的だ。米国の放送局フォックススポーツは、ハイドレーション・ブレイクが始まるとすぐに広告を流している。一方で、英BBCやITV、米国のスペイン語放送局テレムンドは、監督の作戦指示や選手たちの休憩シーンをそのまま中継している。

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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