
アルゼンチンとスペインが激突する2026 FIFA北中米ワールドカップ決勝戦が、今年のバロンドール受賞者を事実上決定する舞台になる可能性があるという見通しが出ている。
英BBCは18日、リオネル・メッシとラミン・ヤマルがワールドカップ決勝で直接対決する中、試合結果が2026年バロンドール争いに大きな影響を及ぼすだろうと予測した。
近年のバロンドールは、UEFAチャンピオンズリーグやワールドカップ、欧州選手権、コパ・アメリカなど、主要大会の優勝チームに所属する選手が受賞するケースが多かった。
過去19回のバロンドールのうち、その年にチャンピオンズリーグや主要な国際大会で優勝できなかった選手が受賞したのはわずか4回だけである。メッシが2010年、2012年、2019年の3回受賞し、クリスティアーノ・ロナウドが2013年に受賞した。
こうした流れを考慮すると、ハリー・ケイン、アーリング・ハーランド、キリアン・エムバペ、マイケル・オリーズ、デクラン・ライス、ジュード・ベリンガムなどは、個人の成績にもかかわらず主要大会での優勝がないという点が不利に働く可能性がある。

現在、最も注目されている候補はメッシである。
メッシは今大会のワールドカップで8ゴール4アシストを記録し、アルゼンチンの2大会連続決勝進出を牽引した。8ゴールを挙げたエムバペと得点数は同じだが、アシスト数で上回っており、得点王争いでも優位に立っている。
アルゼンチンが決勝で勝利すれば、メッシは代表チームの主将としてワールドカップ2連覇を達成する史上初の選手となる。通算9度目のバロンドール受賞の可能性も大きく高まる。
スペインではヤマルが有力候補だ。
ヤマルは今大会7試合で1ゴールにとどまり、2024年の欧州選手権当時ほど際立った活躍は見せられなかった。しかし、スペインの2010年以来となるワールドカップ決勝進出に貢献した。
所属するバルセロナでは、2025-2026シーズン公式戦45試合で24ゴール18アシストを記録した。バルセロナはスペイン・プリメーラ・リーガで優勝したが、チャンピオンズリーグではベスト8で敗退した。ヤマルがバロンドールを獲得するには、スペインのワールドカップ優勝が必要だという分析が出ている。
ケインはバイエルン・ミュンヘンで公式戦51試合61ゴールを記録し、リーグとカップ戦の優勝を導いた。しかし、チャンピオンズリーグとワールドカップの両方で準決勝敗退となり、受賞争いから脱落する可能性がある。ケインは昨年11月、「1シーズンに100ゴールを決めても、チャンピオンズリーグやワールドカップで優勝できなければバロンドールを受賞するのは難しいだろう」と語っていた。

オリーズはバイエルンで52試合22ゴール31アシストを記録し、ワールドカップでは大会最多の5アシストを挙げた。ただ、フランスがスペインとの準決勝で0-2で敗れた点が弱点だ。
エムバペはワールドカップで8ゴールを決め、スペイン・プリメーラ・リーガとチャンピオンズリーグの得点王に輝いた。しかし、レアル・マドリードでは無冠に終わり、フランスもワールドカップ決勝に進出できなかった。
ハーランドはイングランド・プレミアリーグの得点王を獲得し、マンチェスター・シティのFAカップとリーグカップ優勝を導いた。ノルウェーの28年ぶりのワールドカップ本大会出場で7ゴールを挙げた点も評価されるだろう。
昨年のバロンドール受賞者であるウスマン・デンベレは、パリ・サンジェルマンのリーグ・アンとチャンピオンズリーグの2連覇に寄与した。負傷により所属チームでの出場は制限されたが、ワールドカップで5ゴール2アシストを記録し、競争力を維持した。
同じチームのフヴィチャ・クヴァラツヘリアもチャンピオンズリーグで10ゴール7アシストを記録したが、ジョージアがワールドカップに出場できなかった点が不利である。
ベリンガムはイングランドのワールドカップ準決勝進出を導いたが、負傷と無冠が足かせになる見通しだ。ライスはアーセナルのプレミアリーグ優勝に貢献し、トップ10候補と評価されている。
明確な筆頭候補がいない中、ワールドカップ決勝の結果がメッシとヤマルのバロンドール争いを分ける可能性が高まった。


