
サンフランシスコ・ジャイアンツの李政厚(28)が、投打にわたる卓越したパフォーマンスで気を吐きましたが、チームは無念の完敗を喫しました。
李政厚は30日、米カリフォルニア州サンフランシスコのオラクル・パークで行われたアリゾナ・ダイヤモンドバックスとのダブルヘッダー第1戦に「4番・右翼手」として先発出場。3打数2安打1四球1打点という猛打賞に近い活躍を見せ、シーズン打率は0.291へと上昇させました。
試合は序盤から両チームの先発投手が譲らぬ好投を繰り広げ、試合終盤まで0-0の手に汗握る投手戦が続きました。
李政厚は1回裏、2死1塁の第1打席で相手先発メリル・ケリーの初球を鋭く捉えましたが、中堅手正面へのライナーに倒れ、惜しくもチャンスを広げることができませんでした。
しかし、2回には彼の卓越した守備センスが光りました。無死1塁の場面で相手打者ティム・タワが放った打球に対し、李政厚は迷いなく前方に猛ダッシュ。ボールがグラウンドにバウンドしたものの、即座に拾い上げると2塁へ正確無比な送球を見せ、走者をアウトに仕留めました。一気に無死1・2塁のピンチになりかねない場面を、李政厚の瞬時の機転が救い、失点なくイニングを締めくくりました。
打席でも見せ場を作ります。第2打席となる4回1死1塁の場面では、カウント1B-2Sと追い込まれながらも、4球目をしっかりと捉え、右翼手前に落ちる安打を記録。この一打で1塁走者を3塁まで進める好機を演出しました。しかし、後続が倒れ、李政厚自身も2塁まで到達したものの、ホームを陥れることは叶いませんでした。
6回にも2死から四球を選んで意地を見せましたが、残念ながら得点には結びつきませんでした。
試合の均衡が崩れたのは7回表でした。サンフランシスコ先発のマット・ウィルキンソンが先頭から2者連続の四球を与えて降板。代わったライアン・ウォーカーが無死1・2塁からピンチを招き、代打のラーズ・ヌートバーに手痛い満塁本塁打を浴びて0-4と突き放されました。8回にも相手の適時打で1点を追加される苦しい展開となりました。
0-5とリードされた8回裏、サンフランシスコ打線がようやく反撃を開始します。2死からラファエル・デバースが2塁打を放ち、続くブライス・エルドリッジが四球を選んで2死1・2塁のチャンス。ここで打席に立った李政厚は、交代した投手テイラー・クラークの初球を迷わず振り抜き、中堅手前への適時打を放ちました! これにより2塁走者が生還し、チームにとって待望のこの日初得点を挙げました。しかし、反撃の狼煙もここまで。後続が打ち取られ、8回を終えて1-5となりました。
サンフランシスコは9回表にも2点を失い、最終的に1-7で敗戦。痛恨の2連敗を喫する結果となりました。


