「イ・ガンイン放出」の代償か…バレンシア、0-5惨敗で最下位転落!激怒のファンがオーナー退陣を要求する異様な事態に

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「イ・ガンイン放出」の代償か…バレンシア、0-5惨敗で最下位転落 ファンがオーナー退陣を要求する事態に
バレンシアのファンが7日、バルセロナ戦での0-5の大敗後、スタジアム前でオーナーのピーター・リム氏の退陣を求めるプラカードを掲げて抗議している。ムンド・デポルティーボSNS

バレンシアがホームでFCバルセロナに0-5と完敗した日、エスタディオ・デ・メスタージャを包んだ怒りは、単なる試合結果に対する不満にとどまらず、クラブのフロント陣全体へと向けられた。歴史的大敗に対する抗議だけではない。2014年にオーナーのピーター・リム氏がクラブを買収して以来、実に12年間にもわたって積み重なってきたサポーターの不信感が、今シーズンの開幕ダッシュ失敗と不十分な戦力補強を契機に、ついに臨界点へと達したのだ。

バレンシアは7日、本拠地メスタージャで行われた2026-2027ラ・リーガ第4節でバルセロナと対戦し、0-5という屈辱的な大敗を喫した。バルセロナの神童ラミン・ヤマルに2ゴールを許し、フェルミン・ロペスには1ゴール2アシストを献上するなど、終始一方的な展開に。これでバレンシアは開幕4試合で1分け3敗(勝ち点1)となり、ついにリーグ最下位へと転落した。

しかし、この日のメスタージャの主役は試合そのものではなかった。キックオフ前からサポーターによる大規模な抗議活動が展開されたのだ。ホームサポーター席は、試合開始から「19分間」にわたって意図的に空席にされ、その後もクラブ首脳陣や選手へのブーイングが鳴り響いた。この「19分」という時間は、1919年に創設されたクラブの歴史を象徴するもので、サポーターが経営陣に抗議する際の伝統的なパフォーマンスとなっている。

さらにこの日は、オーナーであるピーター・リム氏の息子、キアット・リム会長がスタジアムを訪れていた。選手バスでスタジアム入りした瞬間から激しいブーイングの洗礼を浴びた彼は、試合中もスタンドからの厳しい批判に晒され続けることとなった。

サポーターの根深い怒りは、今季の成績不振だけで説明できるものではない。ピーター・リム氏は2014年、メリトン・ホールディングスを通じてバレンシアの筆頭株主となり、経営権を握った。当初は財政破綻寸前だった名門の再建が期待されたものの、その後は主力の叩き売りや相次ぐ監督交代、不透明な強化体制が常態化。ファンとの関係は冷え込み続けた。特に、下部組織育ちの至宝であったイ・ガンイン(現PSG)を事実上タダ同然で手放すことになった失策は、今なおリム氏の致命的な暗部として語り継がれている。

「イ・ガンイン放出」の代償か…バレンシア、0-5惨敗で最下位転落 ファンがオーナー退陣を要求する事態に
バレンシアのファンが7日のバルセロナ戦で深刻な表情で試合を見守っている。ロイター連合ニュース

サポーターによる「リム・アウト(Lim Out)」を掲げる退陣要求デモは、ここ数年で何度も繰り返されてきた。2021年には数千人がメスタージャの周囲を埋め尽くし、株式を売却して去るよう一斉に抗議。ファンの声を無視するかのようなクラブの態度に不満が爆発した。さらに2024年には、リム氏の地元であるシンガポールまで遠征したバレンシアのサポーターが現地で抗議活動を行い、地元警察から警告を受ける異例の事態まで発生している。

そして今年も事態は一向に改善されなかった。特に今夏の移籍市場での動きが、ファンの怒りに油を注いだ。バレンシアが選手補強に投じたのはわずか900万ユーロ(約14億円)で、完全移籍での獲得はわずか2人。残る5人はフリー移籍やレンタル契約での穴埋めにとどまった。十分な戦力補強が行われなかったことに対し、首脳陣が見せた楽観的な姿勢に、サポーターはさらなる不信感を募らせていた。

結果として、このバルセロナ戦は蓄積された怒りが一気に爆発する導火線となった。0-5という凄惨なスコアは決定的な引き金となったが、ファンの激しい怒りの矛先は選手だけでなく、キアット・リム会長とメリトン経営陣に完全に集中している。スペイン大手紙「エル・パイス」は、サポーターがフロントのみならずチーム全体に背を向けたこの日のスタジアムの光景について、「バレンシアというクラブが、アイデンティティと信頼の深い崩壊に直面している」と深刻な現状を報じた。

Grey

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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