

イングランド・プレミアリーグの名門、マンチェスター・ユナイテッド(マンU)を率いるマイケル・キャリック監督が、開幕直後の成績不振により厳しい立場に立たされている。クラブ内外で指揮官の去就をめぐる懸念が高まっており、新たな監督候補の名前も取り沙汰される事態となった。
次期監督候補としてエディ・ハウが浮上
イギリスのメディア「フットボール・インサイダー」が15日に報じたところによれば、キャリック監督への風当たりが強まっており、次期監督候補としてエディ・ハウ氏の就任可能性が急速に高まっている。ベッティング市場においてハウ氏のオッズが低下しており、これは同氏がマンUの新監督として就任する可能性が、専門家やファンの間で高く見積もられていることを示している。
同メディアは、「マンUの試合内容が改善されない場合、キャリック監督の退任は避けられない状況だ」と分析しており、クラブの今後の判断に注目が集まっている。

開幕から続く深刻な不振
昨シーズン、マンUをリーグ3位へと導いたキャリック監督だが、今シーズンは開幕から歯車が噛み合っていない。14日に本拠地で行われたマンチェスター・シティとのダービーマッチでは0-1で敗北を喫し、シーズン開幕後、1勝1分け2敗の勝ち点4という低調なスタートとなった。
17日に控えるブライトンとの一戦でも勝利を逃せば、アレックス・ファーガソン監督引退後、開幕5試合での勝ち点としては最低記録となる。これまでのクラブ内最低記録は、2014-2015シーズンにルイス・ファン・ハール監督が記録した勝ち点5であり、ブライトン戦で勝ち点を積み上げられなければ、過去10年で最も苦しいシーズンの滑り出しとなってしまう。

昨シーズンの成功から一転、問われる手腕
わずか1年前、キャリック監督の評価は極めて高かった。ルベン・アモリム監督との契約解除後、暫定監督としてチームを立て直し、リーグ6位から3位への躍進を支えた手腕は高く評価された。その功績が認められ、クラブは2028年6月まで(さらに1年の延長オプション付き)の長期契約を締結し、本格的な「キャリック体制」を敷いたばかりだった。
しかし、正式な指揮官として挑む最初のシーズンで早々に壁に直面している。短期的な結果がすべてを左右する欧州サッカー界の厳しい現実の中で、キャリック監督がこの危機を脱し、クラブからの信頼を取り戻せるのか。今後の戦いぶりが注目される。


