

「今年はヤマルの年ではない」マテウスが提言
ドイツサッカー界のレジェンド、ローター・マテウス氏(65)が、今年のバロンドール候補について持論を展開した。マテウス氏は、自らの受賞資格を主張していたラミン・ヤマル(19・バルセロナ)に対し、「今年はヤマルの年ではない」と釘を刺した。自身が選ぶ本命として名前を挙げたのは、バイエルン・ミュンヘンの後輩にあたるハリー・ケイン(33)である。
ヤマルはメディアに対し、「世界最高はエムバペと僕だ。今年自分が成し遂げたことを考えれば、バロンドールを受賞する資格がある」と公言していた。これに対し、マテウス氏はドイツのメディア「スカイスポーツ」を通じて反論。ヤマルがスペイン代表や所属クラブで結果を残したことは認めつつも、「他の選手たちほど突出した貢献はできていない」と指摘した。
ワールドカップでの評価と選出基準

マテウス氏は、バロンドール選出において重要なのはタイトルそのものよりも「過程における貢献度」であると強調する。北中米ワールドカップでのスペイン代表の優勝において、ヤマルはあくまでチームの中の一人に過ぎず、核心的な役割を果たしたのはロドリであったと評価。ワールドカップ期間中、ヤマルは本来のパフォーマンスを維持できていなかったという見解を示した。
ただし、ヤマルに将来性がないと言っているわけではない。「彼はバロンドールを受賞する資質をすべて備えている」とし、無冠に終わったエムバペよりは受賞の可能性が高いという分析を残した。
ケインが最有力候補とされる理由

マテウス氏が真の本命と推すのはケインだ。その理由は、圧倒的な個人スタッツとチームでの実績にある。ケインは今シーズン、所属クラブとイングランド代表を合わせて通算73ゴールを記録。これは、リオネル・メッシが2011-12シーズンに達成した82ゴールに次ぐ、欧州5大リーグにおける単一シーズン最多得点記録の第2位に相当する歴史的な数字だ。
チーム成績においても、バイエルン・ミュンヘンでブンデスリーガとDFBポカールを制して「2冠」を達成。さらに代表チームをワールドカップ3位へと導いた。チャンピオンズリーグや代表戦での重要な得点も評価を後押ししており、専門家やベッティング市場でもケインの受賞を予測する声が強まっている。

※補足:バロンドールはフランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が選定する世界で最も権威ある個人賞です。近年はチームタイトルの重要性が増しており、ケインのような「圧倒的な得点力」と「クラブでのタイトル獲得」の両立は、受賞の大きなアドバンテージとなります。


