
マドリード・ダービーにおける危険なプレーと退場議論
アトレティコ・マドリード所属のイ・ガンインが、レアル・マドリードとの「マドリード・ダービー」でフェデリコ・バルベルデに対して行ったタックルを巡り、現地スペインで激しい議論が巻き起こっています。当該プレーが退場処分に相当するものであったかどうかが焦点となっており、大きな波紋を広げています。
スペインメディア「アス」の報道によれば、スペインサッカー連盟審判技術委員会(CTA)の内部では、このタックルを「退場処分にすべき事案」と判断しているとのことです。ただし、これはCTAが公式発表したものではなく、委員会内部の見解をメディアが報じたものです。この一連の報道は、審判のジャッジに対するスペイン国内の関心の高さを物語っています。
試合で発生した問題のシーンと審判の対応
議論の発端となったのは、20日に開催された2026~2027スペイン・プリメーラ・リーガ第7節の試合です。前半終盤、イ・ガンインがボールを競り合う過程でバルベルデの左足首を足の裏で強く踏みつける形となりました。主審のミゲル・アンヘル・オルティス・アリアス氏は反則を宣告せず、カードも提示されませんでした。また、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるオンフィールド・レビューの勧告も行われませんでした。
アスはこの判定を、当該試合における主審の最も重大なミスのひとつとして指摘しました。VARが介入しなかったことに対する批判も強まっています。

レアル・マドリード側の抗議と選手への影響
試合後、レアル・マドリードのジョゼ・モウリーニョ監督は会見で強い不満を露わにしました。モウリーニョ監督はイ・ガンインのタックルと、別のシーンでのクリスティアン・ロメロによるタックルを比較し、いずれも退場に相当すると主張しました。レアル・マドリード側も公式ウェブサイトを通じて「イ・ガンインがスタッドで足首を踏みつけたにもかかわらず、カードすら出なかったことは不可解である」と公式に問題提起を行っています。
なお、被害を受けたバルベルデは、試合後に左足首の重度の外傷と診断されました。韓国のスポーツ界では、こうした審判判定とVARの公平性についてファンやメディアが敏感に反応する傾向がありますが、今回はスペイン現地のメディアやクラブが主導して疑問を呈する形となりました。
試合の結末と判定の連続性
この試合では、判定を巡る混乱が他にも見られました。前半35分にはロメロがベリンガムの膝を踏みつける事案で警告のみが与えられ、後半にはレアル側のディーン・ハイセンが退場処分を受けるなど、審判の判定の一貫性に疑問が投げかけられています。最終的に数的優位を得たアトレティコ・マドリードが2-1で勝利を収めました。



