「先制点の起点となったスルーパス」
「残りの60分は存在感を発揮できず」
スペイン現地メディアによるマンU戦後の評価

先制点の起点となった素晴らしいパスを供給したものの、試合全体を通じた評価は必ずしも高いものではありませんでした。アトレティコ・マドリードに所属するイ・ガンインは、UEFAチャンピオンズリーグ(UCL)のマンチェスター・ユナイテッド戦でチームの勝利に貢献しましたが、スペインの現地メディアは試合内容に対してやや厳しい見方を示しています。
試合のハイライトと先制点の演出
イ・ガンインは14日、本拠地リヤド・エアー・メトロポリタノで行われた2026-27シーズンUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)リーグフェーズ第2節、マンチェスター・ユナイテッド戦に先発出場し、約60分間プレーしました。アトレティコ・マドリードは、パブロ・バリオスとアデモラ・ルックマンの連続得点により2-0で勝利を収めています。
試合開始直後、イ・ガンインは早速その技術を証明しました。前半1分、相手守備陣の背後へ走り込むアレックス・バエナに対し、正確無比なスルーパスを供給。バエナがペナルティエリア内で落ち着いてボールを折り返し、後方から駆け上がったバリオスが先制ゴールを決めました。この場面は、イ・ガンインの鋭い空間把握能力が相手ディフェンスを完全に崩した瞬間でした。
現地メディアによる分析と評価の分かれ目
しかし、その後の活躍については、現地メディアから厳しい指摘が相次ぎました。スポーツ紙『ムンド・デポルティーボ』は、選手別評価でイ・ガンインに「平凡だった(Discreto)」という評価を下しました。「攻撃エリアで輝きを放てなかった」とした同紙は、「意図を持って数本の脅威的なクロスを試みた」と報じつつも、先制点以降の攻撃局面において明確な存在感を示せなかった点に重きを置いています。
また、『エル・デスマルケ』も評価点5点と厳しい評価を下しました。同メディアは「先制点の起点となったパスは幻想的だったが、その後、韓国の選手が見せたものはほとんどなかった。結局60分で交代となった」と指摘しています。
戦術的な課題とシメオネ監督の起用法
有力スポーツ紙『アス』は、イ・ガンインの長所と限界を併せて分析しました。「イ・ガンインは他の選手より一歩早く試合の流れを読んでいる」と称賛し、バエナへの絶妙なパスを評価しつつも、「時間が経つにつれて試合に関与することが困難になった」と分析。「ボールを持つたびに知的なプレーを見せたが、中央へ移動しても期待されたほどの決定的な影響力を及ぼせなかった」と論じています。
この日、ディエゴ・シメオネ監督はイ・ガンインをフリアン・アルバレスと共に2トップとして起用しました。しかし、先制点の場面を除いて決定的なチャンスを創出できず、後半15分にジョナサン・デイヴィッドと交代してピッチを後にしました。韓国のサッカーファンにとって、イ・ガンインが欧州最高峰の舞台でいかにして安定した地位を築くかは、今後注目すべきポイントと言えます。


