
欧州CLコモ戦で1-4の惨敗
公式戦7試合連続未勝利という屈辱的な停滞
解任の足音が近づくキャリック監督の現状
かつての指揮官スールシャール氏との共通点
マンチェスター・ユナイテッドが、欧州チャンピオンズリーグ(UCL)リーグフェーズ第3節でコモ1907に1-4で完敗した。22日の試合後、マイケル・キャリック監督は遠征に駆けつけたファンに向かって両手を上げ、苦い表情を見せた。これはマンチェスターから1541kmの距離を移動して応援したファンへの謝罪であると同時に、自身の去就が限界に達したことを予感させる諦念の表れでもあった。
泥沼化する公式戦未勝利の記録
イタリア・ロンバルディア州コモのスタディオ・ジュゼッペ・シニガリアで行われたこの一戦で、マンチェスター・ユナイテッドは終始コモの攻勢を許し、1-4と崩れ去った。この敗戦により、チームはチャンピオンズリーグでの2連敗を含む、直近の公式戦7試合で未勝利(3分け4敗)という深刻な不振に陥っている。イングランド・プレミアリーグ(EPL)では13位、チャンピオンズリーグでは暫定36チーム中20位(1勝2敗)まで順位を下げた。
試合内容も極めて悲惨だった。開始わずか118秒でコモのMFニコ・パスに先制ゴールを許した。マンチェスター・ユナイテッドは、8日前の対アトレティコ・マドリード戦でも開始1分で失点しており、欧州クラブ対抗戦において2試合連続で開始2分以内に失点した初のイングランドチームという不名誉な記録を残すこととなった。
後半も守備が崩壊し、コモの鋭いカウンターに3ゴールを献上。終盤にジョシュア・ザークツィーが1点を返したが、怒りを露わにするファンを鎮めることはできなかった。激しい雨の中、大半のサポーターが終了のホイッスルを待たずにスタジアムを去り、キャリック監督はわずかに残った観衆に対し、頭を下げて謝罪するしかなかった。
「プレス戦術の不足、無条件に監督の責任である」
スールシャール氏との平行理論と解任説
英国現地メディアでは、キャリック監督の解任説が急浮上している。英BBCは、2021年11月にワトフォード戦で1-4と敗れた直後に解任された、オーレ・グンナー・スールシャール元監督の事例を引き合いに出し、キャリック監督との別れが秒読み段階にあると報じた。
スールシャール氏は2018年12月に暫定監督として好成績を収め正式就任したが、3年後に不振により退任した。当時ヘッドコーチとして補佐していたキャリック監督も、暫定監督時代に7試合で1勝にとどまっていたチームを3位まで引き上げ正式監督の座を勝ち取ったが、現在は7試合未勝利で解任の危機に瀕しており、かつての指揮官と似た苦しい軌跡を辿っている。
選手内部からの公然たる批判
さらに深刻なのは選手団内部の不協和音だ。ユーリ・ティーレマンスが「今日はすべてが不足していた。チームとして連携が取れていなかった」と不満を漏らしたほか、主将のブルーノ・フェルナンデスは「マンツーマンプレスをかけず、背後のスペースを空けておくことはコーチ陣の戦術的決定だった」と公の場で指揮官を真っ向から批判した。
キャリック監督は「敗因を精査する。今は私個人の去就よりもチームの状況が重要だ」と一蹴したものの、クラブ内での求心力は失われつつあり、その去就が注目されている。なお、韓国や日本などのファンコミュニティでも、名門クラブの長引く不振に対し、戦術的な課題とマネジメントの責任を問う声がSNS上で多く確認されている。


