
バイエルン・ミュンヘンが54年ぶりとなるリーグ最多得点新記録(105ゴール)を塗り替え、ブンデスリーガ2連覇という金字塔を打ち立てた。華やかな攻撃陣の祭典の裏には、黙々と後方を支えた「鉄柱」キム・ミンジェ(30)の献身があった。今シーズン、レギュラー争いから外れるという試練も経験したが、彼は出場するたびに「圧倒的な数値」で、なぜ自分が世界最高のセンターバックの一人であるかを自ら証明した。
バイエルン・ミュンヘンは20日、ドイツ・ミュンヘンのアリアンツ・アレーナで行われたシュトゥットガルトとの2025-2026ドイツ・ブンデスリーガ第30節のホーム戦で、4-2の逆転勝利を収めた。引き分けでも早期優勝が確定する状況だったミュンヘンは、ホームファンの前で4ゴールを叩き込む火力ショーを披露して勝利を収め、勝ち点79に到達。2位のボルシア・ドルトムント(勝ち点64)との勝ち点差を15に広げた。リーグ終了まで残り4試合となったミュンヘンは、残りの試合結果に関係なく、通算35回目かつ2シーズン連続となる優勝の喜びを噛み締めた。さらにミュンヘンはDFBポカール準決勝とUEFAチャンピオンズリーグ準決勝にも進出しており、トレブル(3冠)の可能性を残している。

ミュンヘンの中央ディフェンダーとして先発出場したキム・ミンジェは、フル出場を果たしてチームの勝利に貢献した。キム・ミンジェは昨シーズンに続き、2シーズン連続でブンデスリーガ優勝を経験することとなった。特に2022-23シーズンにイタリア・セリエAのナポリで優勝した経歴まで合わせると、キム・ミンジェはイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドで4回優勝を経験した朴智星(パク・チソン)に続き、韓国人選手としては史上2人目となる「欧州ビッグリーグ3度目の優勝」に到達する栄光を手にした。
今シーズン、キム・ミンジェはレギュラーリーグ22試合に出場し、1382分間プレーしてチームの優勝を支えた。レギュラーではないものの、試合に出るたびにピッチ上で確かな存在感を示した。特に記録で最も目を引くのは、パス成功率96%という驚異的な指標だ。後方での強固な盾としてはもちろん、ビルドアップの起点としての役割も十分に果たした。特に12日のザンクト・パウリ戦で見せたパス成功率97%とボール競り合い成功率100%は、彼の集中力を端的に示している。統計メディアDataMBによると、キム・ミンジェは今シーズンの前進パス成功率部門で上位1%に名を連ねた。
普段から冷静な評価を下すことで有名なドイツの日刊紙ビルトは、この日の優勝確定後、キム・ミンジェに対して「ミュンヘン守備の土台(Fundament)」と称し、「彼のミスがない試合運営と圧倒的なフィジカルは、チャンピオンチームに不可欠な要素だった」と評した。ジ・アスレチックもまた、「ミュンヘンの105ゴールという新記録は、キム・ミンジェのようなディフェンダーたちが後方を支えていたからこそ可能だった。彼は攻撃陣が安心して前進できるよう支える保険のような存在だった」と光を当てた。

キム・ミンジェは、激しいレギュラー争いというキャリア史上最大の難関の中でも、与えられたチャンスごとに自分の役割を果たし、ブンデスリーガ2連覇を達成した。

