W杯、イエローカード累積リセットは「2回」に 新ルールが話題

W杯、イエローカード累積リセットは「2回」に 新ルールが話題
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2026年北中米ワールドカップを控え、国際サッカー連盟(FIFA)が懲戒規定を改定した。核心は二つである。選手の非紳士的な言動に対する処罰は強化し、警告累積による出場停止は緩和する方向だ。

FIFAは29日、カナダのバンクーバーで開かれた評議会と国際サッカー評議会(IFAB)の特別会議を通じて、ワールドカップ適用規定の変更案を確定した。今回の改定は、最近のUEFAチャンピオンズリーグやアフリカネイションズカップ(AFCON)で発生した物議を醸す場面が直接的なきっかけとなった。



最も注目される変化は、「口元を隠して相手に暴言や侮辱的な発言をする行為」に対する退場規定である。今後、大会組織委員会が適用を選択した場合、選手が相手と衝突する過程で手やユニフォームで口元を隠しながら言い争うと、即座にレッドカードを受ける可能性がある。

この規定は、今年2月のUEFAチャンピオンズリーグの試合が発端となった。ヴィニシウス・ジュニオールが、相手選手ジャンルカ・プレスティアンニから侮辱的な発言を受けたと主張し、当時プレスティアンニはユニフォームで口元を隠した状態だった。UEFAは調査の結果、人種差別は立証できなかったものの、同性愛嫌悪的な発言があったと判断し、6試合の出場停止処分を下した。

もう一つの変化は、「集団退場デモ」に対する強硬な対応だ。今後、選手たちが審判の判定に抗議して集団でピッチを離れた場合、退場処分を受ける可能性がある。監督やコーチングスタッフがこれを指示または誘導した場合も同様に処罰の対象となる。

この条項は、今年1月のアフリカネイションズカップ決勝戦で起きた前代未聞の事態を受けて設けられた。セネガル代表チームは、開催国モロッコ代表チームにペナルティキックが宣告されると、判定に反発してピッチを離れ、試合は約15分間中断された。その後、セネガルは延長戦で勝利したが、アフリカサッカー連盟の控訴委員会が優勝を取り消し、現在この事件はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に持ち込まれている。

一方、イエローカードの規定は選手たちに有利な形に変更された。

従来のワールドカップでは、異なる二つの試合で警告を受けると次の試合が出場停止となり、累積警告記録は準々決勝以降に一度だけリセットされていた。しかし、2026年ワールドカップは参加国が48カ国に増え、トーナメントが一段階増えることになった。

これを受け、FIFAは警告累積記録を二度リセットすることにした。

一度目はグループリーグ終了後である。グループリーグで警告を1枚受けた選手は、トーナメント開始とともに記録がリセットされる。二度目は準々決勝終了後である。ベスト32、ベスト16、準々決勝の過程で警告を1枚受けた選手も、準決勝進出時に再びリセットされる。この措置により、選手が警告累積によって決勝戦や準決勝といった重要な試合の出場機会を逃す可能性が低くなる。

FIFAによる今回の規定改定は、拡大されたワールドカップ体制に合わせた現実的な調整であると評価されている。一方では試合の秩序維持と非紳士的行為の遮断を強化し、もう一方では主力選手の不必要な欠場の可能性を減らすことで、大会の競争力を高めようとする意図が込められている。


2026年北中米ワールドカップは、来る6月11日にアメリカ、カナダ、メキシコの共同開催で開幕する。計48カ国が参加する史上最大規模の大会である。

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