
イングランドのトゥヘル監督も絶賛
クロアチア戦で2ゴール+守備への献身
「バロンドール最有力候補」を自ら証明
今シーズン、欧州の舞台で猛威を振るい、バロンドールの最有力候補として挙げられている「スリーライオンズ(イングランド代表)」のキャプテン、ハリー・ケイン(32・バイエルン・ミュンヘン)が、ワールドカップ本大会の初戦から、なぜ自分が世界最高のストライカーであるかを証明した。ケインは2ゴールを叩き込み、サッカーの母国の快勝を導いただけでなく、前線からのプレスや守備への加担など満点の活躍を見せ、世界のサッカーファンから称賛を浴びた。
イングランドは18日、米テキサス州ダラスのダラス・スタジアムで行われた2026北中米ワールドカップ・グループステージL組の第1戦で、ケインのマルチゴールを前面に押し出し、クロアチアに4-2で勝利した。2018年ロシア大会の準決勝でクロアチアに延長戦の末1-2で敗れ、決勝進出を逃したイングランドは、8年越しの雪辱を果たした。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング4位のイングランドは、ワールドカップ本大会の舞台でFIFAランキング15位以内のチーム(クロアチアは11位)を相手に、24年ぶりの勝利を収める喜びも味わった。
イングランドの快挙は、主将ケインの足元から完成した。スタートは決してスムーズではなかった。前半12分、ノニ・マドゥエケが得たペナルティキックの場面で、ケインの最初のシュートは相手GKドミニク・リヴァコヴィッチに阻まれた。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の結果、リヴァコヴィッチがキックの前に両足をゴールラインから離していたことが確認され、再挑戦の機会が与えられた。凄まじい重圧がかかる中での2度目のチャンスで、ケインは動じることなくゴール右隅を正確に射抜き、先制点を挙げた。デヴィッド・ベッカムに続き、イングランドのサッカー史上2人目となる3大会連続得点を記録した瞬間だった。
クロアチアの激しい追撃が続いていた前半42分には、デクラン・ライスの正確なコーナーキックを打点の高い強力なヘディングで合わせ、マルチゴールを完成させた。この2ゴールでワールドカップ通算10得点に到達したケインは、1986年と1990年の大会で活躍した「イングランドのレジェンド」ガリー・リネカーのワールドカップ最多得点記録と並んだ。
トーマス・トゥヘル監督や海外メディア、そしてサッカーファンがケインの活躍に注目したのは、ゴールを超えた「献身」だった。ケインは最前線のワントップでありながら、試合を通じてハーフラインの下まで下がり、相手のプレイメイカーであるルカ・モドリッチのパスコースを遮断したり、セットプレーの守備時には積極的なヘディングクリアを見せるなど、誠実な守備への加担を見せた。
トゥヘル監督は試合後、「ケインが今日見せた守備への貢献と前線からのプレスのタイミングは、現代サッカーのストライカーが見せるべき標本であり、最高レベルのものだ」とし、「多くの人々は彼のマルチゴールというデータに注目するだろうが、彼の利他的な守備の姿こそが、チーム勝利の真の鍵だった」と称賛した。
ケインは試合後のインタビューで、「私の任務は単にゴールを決めることだけにとどまらない。相手守備陣を引きつけて、ジュード・ベリンガムやブカヨ・サカのような二列目の選手たちに背後のスペースを開け、チームが守備をする際には最初の盾になることだ」と語った。


