
先輩たちが決めるなら、僕も決める。
ノルウェーの「怪物ストライカー」アーリング・ハーランド(26、マンチェスター・シティ)が、再びワールドカップの舞台を席巻した。1998年フランス大会以来、28年ぶりにワールドカップ本大会に出場したノルウェーは、ハーランドの決定力を武器にトーナメント進出を確定させた。
ノルウェーは23日、米ニュージャージー・スタジアムで行われた2026北中米ワールドカップ・グループステージI組の第2戦で、ハーランドがマルチゴールを決め、セネガルを3-2で下した。イラクとの第1戦で4-1の大勝を収めたノルウェーは、2連勝を飾り32強進出を確定させた。
序盤から主導権を握ったノルウェーは、前半3分の左コーナーキックの場面で、クリストフェル・アイエルのヘディングシュートがセネガルのGKエドゥアール・メンディの好セーブに阻まれ、惜しくも得点には至らなかった。
ノルウェーは前半13分、予期せぬアクシデントに見舞われた。右サイドバックのユリアン・リエルソンが負傷し、マルクス・ホルムグレン・ペデルセンと交代した。しかし、このアクシデントが転じて福となった。

ノルウェーは前半43分、先制点を奪った。交代出場のペデルセンがセネガルのDFカリドゥ・クリバリのパスをカットし、ペナルティエリア右から右足シュートを放ってゴールネットを揺らした。
ハーランドは前半終了直前、相手GKを激しくプレスしてボールを奪い、無人のゴールに向けてシュートを放ったが、惜しくもポストを叩いた。前半の悔しさは後半に完全に晴らした。ハーランドの「ゴールラッシュ」が始まった。ハーランドは後半3分、マルティン・ウーデゴールのスルーパスを受け、鋭い左足シュートでセネガルのゴールをこじ開けた。セネガルが後半8分、イスマイラ・サールのゴールで追い上げてくると、ハーランドはその5分後、代名詞である強靭なフィジカルを活かしたシュートでマルチゴールを完成させた。ゴール前の混戦の中、パトリック・ベルグのパスを感覚的な右足ダイレクトシュートで沈めた。
セネガルは後半アディショナルタイムにサールがもう1点を追加し、粘り強く食い下がったが、ハーランドが広げた点差を覆すことはできなかった。
これで先のイラク戦で2ゴールを決めていたハーランドは、今大会4ゴール目を記録し、得点王争いに本格的に火をつけた。アルゼンチンのリオネル・メッシが同日のオーストリア戦で2ゴールを決め、5ゴールで首位に立った。ハーランドは、この日イラク戦で2ゴールを決めたフランスのキリアン・エムバペと共に、得点ランキング2位タイとなった。

ハーランドはノルウェー代表としてAマッチ52試合で59ゴール目を挙げ、自身が持つノルウェー代表最多得点記録を更新した。代表チームでは最近12試合連続ゴール中だ。わずか2試合の出場で、ノルウェーのワールドカップ史上最多得点記録も塗り替えた。
20代半ばのハーランドが、ノルウェーサッカー史を超えてワールドカップの歴史にどのような足跡を残すことになるのか、期待が高まる。


