メッシの奇跡に沈むファラオ…アルゼンチン、悪夢の逆転負け

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全盛期の技量とは明らかな差

健在なメッシの活躍を見守りながらの苦い退場

メッシの奇跡に沈むファラオ…アルゼンチン、悪夢の逆転負け
アルゼンチンのリオネル・メッシが7日、米アトランタで行われた2026北中米W杯決勝トーナメント1回戦のエジプト戦で勝利した後、チームメイトから胴上げされている。EPA連合

サッカーの神が描き出した奇跡を前に、「ファラオ」は頭を垂れるしかなかった。モハメド・サラー(34)の北中米ワールドカップの旅路は、無念さの中で幕を閉じた。

エジプトは8日、米ジョージア州のアトランタ・スタジアムで行われたアルゼンチンとの2026国際サッカー連盟(FIFA)北中米ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、先に2ゴールを奪い勢いに乗ったものの、後半終盤に3失点を喫し、衝撃的な2-3の逆転負けを喫した。



終了のホイッスルが鳴った瞬間、サラーはうなだれた。手中に収めかけていた勝利を逃した悔しさがなかなか消えない様子で、サラーは結局、暗い表情を浮かべながらグラウンドを後にした。

オーストラリアとのラウンド32をPK戦の末に勝ち抜いたエジプトは、「ディフェンディングチャンピオン」であり、リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が君臨するアルゼンチンを相手に、容易には退かなかった。サラーを中心に素早いカウンターを展開し、激しいプレスを加えてアルゼンチンを揺さぶった。さらにメッシが前半21分にPKを外したことで、雰囲気はさらに高まった。

しかし、後半終盤の13分間で、勝利の女神はエジプトではなくアルゼンチンに微笑んだ。後半34分、メッシのクロスをクリスティアン・ロメロ(トッテナム)がヘディングで合わせて追撃を開始すると、後半38分にはメッシ自らが強烈な左足シュートを放ち、試合を振り出しに戻した。そして後半アディショナルタイム2分、エンソ・フェルナンデス(チェルシー)の決勝ヘディングゴールが、エジプトの戦意を完全に喪失させた。サラーはフェルナンデスのゴールが決まる直前の攻撃でペナルティエリア内で倒れたが、審判はファウルを宣告しなかった。そうしてサラーが期待した勝利の希望は、メッシが書き換えた「神の奇跡」の前に虚しく崩れ去った。

メッシの奇跡に沈むファラオ…アルゼンチン、悪夢の逆転負け
膝をつき、虚脱した表情を浮かべるエジプトのサラー。EPA連合

サラーは昨シーズンをもってリヴァプールとの契約が満了した。衰えが指摘される中で迎えた今回のワールドカップは、サラーが自身の技量がまだ低下していないことを証明できる絶好の機会だった。しかし、サラーは今大会5試合に出場し、1ゴール・2アシストにとどまった。それもニュージーランド戦での1ゴール・1アシストに集中しており、大会全体を通しての活躍が非常に優れていたとは言い難い。

エジプトにとって今回のワールドカップは、2018年ロシア大会に続き、サラーと共に挑む2度目のワールドカップだった。ロシア大会ではサラーが肩の負傷で本来の力を発揮できず、エジプトもグループリーグ全敗という無残な結果に終わった。今大会では史上初のワールドカップ本大会勝利を挙げ、ベスト16進出にも成功するなど一定の成果は残したが、ベスト8進出を目前にして大物を逃し、苦い後味を残して大会を終えることとなった。


ソン・フンミンやネイマールと同い年の1992年生まれであるサラーにとって、次回のワールドカップ出場を欲することは容易ではない。もちろんクリスティアーノ・ロナウドやメッシ、ルカ・モドリッチのような例もあるが、現在のサラーの技量は、全盛期とは明らかに大きな差がある。

Grey

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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