
多くのファンが待ち望んでいた「ワールドカップ最多得点」記録まで樹立した。今大会を通じて、自身が「サッカーの神」であることを改めて証明しているリオネル・メッシ(アルゼンチン)が、ワールドカップでさらに塗り替えられる記録は何だろうか。
メッシは23日、米テキサス州アーリントンのダラス・スタジアムで行われたオーストリアとの2026 FIFA北中米ワールドカップ・グループステージJ組第2戦でマルチゴールを決めた。この日2点を追加したメッシは、ワールドカップ通算得点を18ゴールに伸ばし、ミロスラフ・クローゼ(ドイツ・16ゴール)を抜いてワールドカップ最多得点の新記録を樹立した。

メッシはワールドカップに関連するほとんどの個人記録にその名を刻んでいる。
メッシはアルジェリア戦でのハットトリックにより、ポルトガルのクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)が持っていたワールドカップ最年長ハットトリック記録を更新した。また、メッシはオーストリア戦の勝利でワールドカップ通算18勝目を挙げ、クローゼ(17勝)を2位に押し下げ、ワールドカップ史上最も多くの勝利を収めた選手としても名を連ねた。ワールドカップ最多出場試合数(28試合)、最多出場時間(2494分)、キャプテンとしての最多出場試合数(21試合)など、数え切れないほどの記録を打ち立てている。
メッシが挑む新たな高みには、単一ワールドカップ最多得点記録がある。1958年スウェーデン大会でフランスサッカーのレジェンド、ジュスト・フォンテーヌが記録した13ゴールが最多記録だ。フォンテーヌを含め、1954年スイス大会のシャーンドル・コチシュ(ハンガリー・11ゴール)、1970年メキシコ大会のゲルト・ミュラー(ドイツ・10ゴール)の3人だけが、単一大会での二桁得点に成功している。2試合で5ゴールを叩き出したメッシの現在のペースなら、史上4人目の単一大会二桁得点はもちろん、フォンテーヌの記録に挑戦することも十分に可能だ。
ワールドカップ連続試合得点記録も射程圏内に入っている。メッシは2022年カタール大会のラウンド16からこの日のオーストリア戦まで、ワールドカップ本大会6試合連続得点に成功した。これはフォンテーヌ、ジャイルジーニョの最高記録と肩を並べるもので、来る28日のヨルダン戦で得点すれば記録を更新することになる。
2014年と2022年に2度、ワールドカップ最優秀選手(MVP)にあたるゴールデンボールを受賞したメッシだが、得点王に与えられる「ゴールデンブーツ」を受賞したことはまだない。もしメッシが今大会でゴールデンボールとゴールデンブーツを同時に受賞し、アルゼンチンをワールドカップ優勝に導くことができれば、ゴールデンボールが公式に制定された1982年以降では、1982年スペイン大会でイタリアの優勝を牽引したパオロ・ロッシ以来、2人目の快挙を成し遂げた選手となる。


