
米プロ野球メジャーリーグ(MLB)のトレード期限を控え、今シーズン最大級の超大型トレードが成立した。2年連続でサイ・ヤング賞に輝く名左腕、タリク・スクーバルがロサンゼルス・ドジャースへ移籍することが報じられた。
MLB公式サイト「MLB.com」などの現地メディアは2日、ドジャースがデトロイト・タイガースに対し、外野手の有望株ザイア・ホープ、右腕投手のリーバー・ライアン、ブレイディ・スミスを放出し、スクーバルを獲得する1対3のトレードを断行したと報じた。
スクーバルは2020年にデトロイトでメジャーデビューを果たし、2024年から2年連続でアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した、名実ともにリーグ屈指の左腕投手だ。メジャー通算61勝42敗、防御率3.40を記録しており、今シーズンの成績は7勝5敗、防御率2.79となっている。
スクーバルは今シーズン中、トレード候補として絶えず名前が挙がっていた。シーズン終了後にFA(フリーエージェント)資格を取得する予定であることに加え、所属球団のデトロイトがアメリカン・リーグ中地区4位に低迷し、ポストシーズン進出の可能性が事実上、極めて低くなったためだ。
ワールドシリーズ3連覇を狙うドジャースは、現在ブレイク・スネルとタイラー・グラスノーが負傷離脱している。さらに、大谷翔平の投手復帰時期も不透明な状況が続いている。先発ローテーションの穴が深刻化する中、ドジャースがスクーバルの最有力移籍先として浮上していたが、それがついに現実のものとなった。ドジャースの野球運営部門編成トップであるアンドリュー・フリードマン社長は、「球界において、真のスター級の選手はそう多くない。そのような選手を獲得できるチャンスがあるなら、我々はいつでも交渉のテーブルにつく」とし、「我々には、有望株をしっかりと育て上げる強固なファームシステムが構築されており、どのチームとも、どんな選手を対象としても交渉を進める用意がある」と語っていた。
一方、今シーズンは負傷と極度の不振が重なっている金河成(キム・ハソン、アトランタ・ブレーブス)は、そのままチームに残留する見通しだ。
開幕前に右手中指の靭帯断裂という大きな怪我を負った金河成は、シーズン復帰が5月中旬までずれ込むこととなった。復帰後も27試合、計82打席に立ったものの、打率.068と深刻な打撃不振にあえいでいる。金河成は先月5日、右手中指の炎症が再発したため再び負傷者リスト(IL)に入り、この日にようやく3Aでのリハビリ実戦を終えたばかりだ。
金河成が戦列を離れている間、チームでは期待の新鋭遊撃手ジム・ジャービスが攻守にわたる大活躍を見せた。2日現在まで25試合に出場したジャービスは、打率.273、10打点を記録。特に守備面において、非常に印象的なパフォーマンスを披露してファンの心を掴んでいる。
こうした状況から、アトランタが金河成を放出、またはトレードに出すのではないかとの憶測も飛び交った。しかし球団側は今後も金河成をチームに留め、当面はバックアップの遊撃手として起用していく方針を固めた模様だ。なお、MLBの今季のトレード期限は現地時間で来たる4日に迫っている。


