
イングランド・プレミアリーグ(EPL)のニューカッスル・ユナイテッドが、エディ・ハウ監督の辞任と主力選手の相次ぐ離脱という二重苦の中、ドイツ出身の「38歳の新鋭」マティアス・ヤイスレ氏を新たな指揮官として正式に招聘しました。
ニューカッスルは6日、クラブの公式チャンネルを通じて、サウジアラビアのアル・アハリを率いていたヤイスレ監督と2030年6月までの4年契約を締結したと発表しました。イギリスの「スカイスポーツ」や「インディペンデント」などの報道によると、ニューカッスルはアル・アハリに対し、950万ポンド(約182億ウォン)の違約金を支払い、獲得を成立させたとのことです。
今回の監督交代は、ニューカッスルが創設以来最も混乱したプレシーズンを迎える中で行われました。過去5年間チームを牽引し、2025年のカラバオカップ優勝やチャンピオンズリーグ進出といった輝かしい功績を残したエディ・ハウ監督が、移籍市場の主導権をめぐる葛藤と心身の疲労を理由に、先月末に突然の辞任を表明して指揮官の座を退いたためです。
さらに追い打ちをかけるように、クラブは夏の移籍市場でチームの屋台骨を次々と失いました。エースのアンソニー・ゴードンがバルセロナへ移籍し、中盤の要であるサンドロ・トナーリまでもがトッテナムへと去りました。加えて、主将のブルーノ・ギマランイスまでもがアーセナルへの移籍が有力視されるなど、戦力の核が次々と離脱しており、ニューカッスルはチーム全体をゼロから再構築しなければならないという非常に困難な局面、まさに「大工事」の真っ只中にあります。

このような混迷を極める状況下で抜擢されたのが、若き戦術家ヤイスレ監督です。彼はレッドブル・ザルツブルクを率いてオーストリアリーグ2連覇およびUEFAチャンピオンズリーグ16強進出を達成し、アル・アハリではアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)の頂点に立つなど、その手腕と指導力はすでに折り紙付きです。ニューカッスルの大株主であるサウジアラビアの政府系ファンド(PIF)がアル・アハリの株式を保有しているという関係性もあり、今回の交渉は非常に迅速に進められました。
火消し役として登板したヤイスレ監督は、就任に際して「欧州サッカー界でも屈指の歴史を誇るニューカッスルの指揮官に就任できたことは大変光栄だ」と語り、「強い集団主義と高強度のプレッシングをチームの基盤として、一刻も早くチームを立て直したい」と力強い意気込みを見せました。
現在、スペインのラ・マンガでキャンプを行っているチームに即座に合流したヤイスレ監督は、来る9日のバレンシアとの親善試合で記念すべき初陣を迎える予定です。


