
膝の怪我の影響でしばらくマウンドから遠ざかっていた米プロ野球メジャーリーグ、LAドジャースの「スーパースター」大谷翔平が、ついにキャッチボールを開始した。
サンケイスポーツなど、米国現地を取材する日本メディアは9日、大谷のキャッチボール再開のニュースを報じた。
大谷はこの日、米アリゾナ州フェニックスのチェイス・フィールドで行われたアリゾナとの遠征試合を前に、約20分間キャッチボールを行った。
サンケイスポーツは「グラウンドで行ったのは7月23日以来、17日ぶりだ」と伝えた。
この日、試合開始の1時間前にクラブハウスからブルペンへ向かった大谷は、ブルペンの壁に向かって特殊なトレーニングボールであるプライオボールを投げた。その後、ライトの守備位置から最長30mまで距離を伸ばしてキャッチボールを行った。
肩がほぐれた後は、自ら歩数で投手と捕手間の距離を測った後、捕手を座らせて強度の高い投球も行った。
大谷は6月から左膝に違和感を抱えており、7月4日のサンディエゴ戦を最後に投手として登板できていない。先月26日に予定されていたブルペン投球は取り消され、8月5日のシカゴ・カブス戦を前に実施しようとしていたキャッチボールの計画も白紙となっていた。今シーズンの投手としての成績は14試合で8勝2敗、防御率1.79を記録している。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、復帰時期について明確な回答を避けた。大谷自身も「近いうちに始めたいという気持ちはもちろんあるが、強度を上げて状態が悪化するのが一番良くない」とし、「本当に確信を持って『この程度の強度なら問題なく前に進める』ということを少しずつ積み重ねることが重要だと思う」と語ったことがある。
ひとまず大谷がこの日キャッチボールを開始したことで、ポストシーズンを見据えた二刀流の準備に入ったものと解釈される。この日はドジャースのマーク・プライアー投手コーチらコーチ陣が大谷の投球を見守った。
ロバーツ監督は、大谷に対して慎重な姿勢を崩していない。走塁プレーに対しても慎重なアプローチを望んでいる。ロバーツ監督は「過剰なほど慎重に判断してほしいと願っている。彼が何かを証明しようと無理をしているとは思わない」とし、「大谷の走塁プレーの根底には『どうすればチームの勝利に貢献できるか』という考えがあるのだと思う」と語った。


