
米プロ野球メジャーリーグ(MLB)で、投手陣が三振を一つも奪わずに相手チームを無得点に抑えるという珍しい試合が生まれた。
デトロイト・タイガースは13日、米ミシガン州デトロイトのコメリカ・パークで行われたクリーブランド・ガーディアンズとのホームゲームで3-0で勝利した。デトロイトの投手陣がこの日記録した奪三振は「0」だった。
先発投手のケーダー・モンテロが6回1/3を投げて被安打3、四球1のみに抑え、無失点で切り抜けた。三振は一つも奪っていない。タイラー・ホルトンが1回2/3を継投し、抑えのケンリー・ジャンセンが9回を三者凡退で締めくくり、今季15セーブ目を挙げた。
相手打者から三振を奪うことはできなかったが、打たせて取る投球と守備で9イニングの間、クリーブランドを4安打無得点に封じ込めた。
MLBにおいて、1チームが奪三振なしで相手を無得点に抑えたのは、2014年7月1日以来、約12年ぶりのことである。当時もデトロイトに所属していたリック・ポーセロが、オークランド・アスレチックスを相手に三振なしの完封勝利を収めている。2000年以降、このような試合は今回を含めて7回しかない。
デトロイトは3回、ディラン・ディングラーの内野ゴロで先制点を挙げた。6回にはエドゥアルド・バレンシアが今季5号ソロホームランを放ち、8回にはスペンサー・トーケルソンの適時打で1点を追加した。
クリーブランドの先発パーカー・メシックは5回2/3を投げて被安打3、2失点と粘り、三振も6つ奪った。奪三振数ではクリーブランドが6-0でリードしていたが、最終的なスコアは正反対の結果となった。
デトロイトはこの勝利で、クリーブランドとの3連戦を2勝1敗で終えた。今季の成績は60勝61敗となった。
近年のMLBでは、球速の上昇とともに奪三振が投手の能力を評価する代表的な指標として定着している。デトロイトは三振なしでもアウトを27個積み重ね、現代野球の流れに逆らう珍記録を残した。


