
アトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督が、ビジャレアルとの引き分け試合を終え、優勝を目指すにはチームの更なる結束と、ストライカーたちの奮起が不可欠であると熱を込めて語りました。
アトレティコ・マドリードは24日、スペイン・マドリードのリヤド・エアー・メトロポリターノで行われた2026~2027シーズン、ラ・リーガ第2節のホームゲームでビジャレアルと対戦し、2-2で引き分けました。開幕戦でマラガを2-0で下していたアトレティコは、開幕2戦を終えて1勝1分け(勝ち点4)という結果となりました。
試合は、後半14分にマルク・プビルの先制ゴールでアトレティコが勢いに乗るも、6分後にジェラール・モレノにペナルティキックを決められ同点に追いつかれる展開となりました。さらに後半30分、ロビン・ル・ノルマンが退場処分となり、このプレーで与えたペナルティキックをジョルジュ・ミカウターゼに決められ、ビジャレアルに逆転を許してしまいます。それでも、10人という数的不利の中、後半40分にジュリアーノ・シメオネの劇的な同点ゴールが飛び出し、チームは執念で勝ち点1を掴み取りました。
試合後の記者会見で、シメオネ監督は「我々は試合の大半をコントロールし、守備においても堅実なパフォーマンスを見せた」と一定の評価を下しました。しかし、「我々が改善すべきは、試合の重要な瞬間におけるマネジメントだ」と語り、先制しながらも勝ちきれなかった展開に悔しさを隠しきれない様子でした。
一方で、コンディション調整が万全ではなかった選手たちの奮闘には満足感を示しています。「プビルはまだ本調子ではないものの、素晴らしいプレーをしてくれた。ジュリアーノも同様だ。ワールドカップ以降、満足なトレーニングを積めていなかったにもかかわらず、今日の我々に多くのプラス要素をもたらしてくれた」と、彼らの献身を称賛しました。

最前線のFW不足という課題について、シメオネ監督は自身の責任に言及しました。この日、アデモラ・ルックマンをトップに配置したことについて「彼にとって本来のポジションではない。ストライカーが不在だからこそ起用している」と説明し、「彼がその位置で結果を出せていないのならば、それは私の起用法に責任がある」と胸の内を明かしました。
さらに、リーグ優勝という高い目標を掲げる以上、確実なストライカーの存在は不可欠だと強調します。「重要なタイトルを掴み取るには、二つの要素が必要だ。チームの団結力、そして決定力のあるストライカー。我々が過去に優勝した際も、常にこの二つが揃っていた」と、理想とするチーム像を改めて語りました。
また、移籍問題で注目を集めるフリアン・アルバレスについても質問が及びました。アルバレスは途中交代でピッチに入った際、一部のホームファンから激しいブーイングを受けるという厳しい状況に置かれています。
試合後にアルバレスが他の選手たちと共にサポーター席へ挨拶に向かわなかった理由について、シメオネ監督は「クラブ側から、彼を観客に近づけないという決定があった」と説明。アルバレスの現状については「合流したばかりで、少しずつ出場時間を増やしている段階だ。本来の姿を取り戻す過程にいる」と語りました。
一方、この日アトレティコ移籍後初めて先発フル出場に近い活躍を見せたイ・ガンインは、後半22分まで約67分間ピッチを駆け回りました。デビュー戦で初ゴールを飾った勢いそのままに、チーム最多となる6本のシュートを放つなど、積極的にビジャレアルのゴールを脅かし続けました。なお、試合後の会見でシメオネ監督からイ・ガンインについて個別の言及はありませんでした。



