
日本プロ野球(NPB)に、ついにピッチコムが導入されることとなりました。
スポーツニッポンをはじめとする日本の主要メディアは1日、「ピッチコムの来シーズン導入が決定し、すでにプロ野球12球団へ通達済みであることが31日に確認された」と報じました。なお、実際の使用については各球団の判断に委ねられる見通しとのことです。
これに先立ち、日本のプロ野球界では2軍戦において今シーズン途中から試験的な運用が行われてきました。
また、投球間隔を制限する「ピッチクロック」についても、来シーズン以降の導入が正式に決定。中村勝彦事務局長は今回の決定について「国際化の流れと世界のトレンドに合わせていく必要がある」と説明しています。
これまで、日本球界内ではピッチコムとピッチクロックを早急に導入すべきだという声が日増しに高まっていました。記憶に新しい今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)において、日本代表の選手たちはこれらの新ルールへの適応に多大な苦労を強いられました。大会終了後、リーグ全体に導入する必要性を痛感したという声が多く上がっていました。
特に現場の選手たちからの要求は切実でした。日本プロ野球選手会は、ピッチコムの早期導入を継続的に訴え続けてきました。保守的であると評価されることも多かったNPBですが、ついに大きな決断を下した形です。
さらに現在、自動投球判定システム(ABS)チャレンジの導入検討も進められていることが明らかになりました。
スポニチは「MLBではすでに今シーズンから導入されており、2028年のロサンゼルス・オリンピックでも採用が確実視されている」とし、「導入には各球場への専用機器設置や専門スタッフの配置が必要となり、コスト面を含めて早期導入が可能かどうか慎重に検討を重ねる方針だ」と伝えています。
また同メディアは、「LA五輪ではMLBルールが適用される以上、場当たり的な対応では日本が世界一の座を奪還することはできない」と述べ、ABS導入を積極的に推奨する姿勢を見せました。
加えて、「レギュラーシーズンにおいてもメリットは大きい」とし、今年6月に阪神タイガースの森下翔太がストライク判定に対して強く抗議し、暴言を理由に退場処分および制裁金が科された事例を挙げ、ABSが導入されていればこうしたトラブルは未然に防げたはずだと指摘しています。
スポニチは「ABSが導入されれば、こうした問題は解消される」と断言し、「世界的な技術革新の波に乗り、遅れを取らないためにはABSの導入が必須の要素となっている」と強く強調しました。


