
この夏にチームを去ったイ・ガンイン(アトレティコ・マドリード)を擁していたフランスの名門パリ・サンジェルマン(PSG)が、今、信じがたいほどの不振にあえいでいます。
ルイス・エンリケ監督率いるPSGは、5日にパリの本拠地で行われた2026~2027フランス・リーグ・アン第3節のホームゲームにおいて、ASモナコに1-2で逆転負けを喫しました。
リーグ戦の開幕から第1~2節にかけてスタッド・レンヌ、リールと対戦し、いずれも2-2のドローに持ち込んでいたPSGでしたが、今季初黒星を喫したことで3試合連続未勝利(2分け1敗)という苦しいスタートを切ることとなりました。
これまでリーグ戦で5年連続優勝を成し遂げ、さらには過去2年間、UEFAチャンピオンズリーグの頂点に君臨し続けてきた絶対王者PSG。そんな強豪が今シーズンは最悪の立ち上がりを見せ、わずか勝ち点2の獲得にとどまり、順位も12位まで後退するという波乱の事態となっています。

2026トロフェ・デ・シャンピオンでのRCランス戦(0-1敗戦)を含めると、公式戦4試合連続で勝利から遠ざかっている計算になります。
この日の試合、PSGは前半31分にマルキーニョスのヘディングシュートで先制したものの、後半に入ると勢いづくモナコの反撃に大きく揺さぶられました。
後半13分にはフラビオ・ナジーニョに同点弾を許し、後半27分にはスタニス・イドゥンボに逆転決勝ゴールを献上。試合をひっくり返される悔しい展開となりました。
PSGがどん底で苦しむ一方、モナコは開幕3連勝を飾り、堂々の首位浮上を果たしました。
突如訪れたこの不振の原因について、現地ではこの夏の選手団大改革に伴う組織力の低下が指摘されています。PSGはイ・ガンインをスペインの強豪アトレティコ・マドリードへ送り出したほか、ブラッドリー・バルコラ(リヴァプール)、イブラヒム・エムバペ(アストン・ヴィラ)、ゴンサロ・ラモス(ACミラン)といった主力級を次々と放出し、チームの顔ぶれを一新しました。
新たにマグネス・アクリウシェやフェラン・トーレスなど実績十分なタレントを多額の資金で補強しましたが、依然として既存戦力との連携は噛み合っておらず、チームとしての完成度には疑問符がつく状態です。PSGを欧州屈指の強豪へと育て上げたエンリケ監督の悩みは、日増しに深まるばかりです。


