
クリスティアーノ・ロナウド(41)が代表チームを離脱するという異例の事態に直面しながらも、ポルトガル代表の快進撃は止まる気配を見せていない。
ネーションズリーグで無傷の4連勝を達成
ポルトガルは4日、本拠地エスタディオ・ド・ドラゴンで行われた2026-27 UEFAネーションズリーグ・リーグAのグループ4において、ノルウェーを2-1で下した。これにより今大会4戦全勝を記録し、グループ2位のデンマークとの勝ち点差を6に拡大。来年3月に行われる準々決勝への進出を早々に確定させた。
絶対的エース不在の影響とチームの変容
ロナウド不在の中で収めたこの2連勝は、チームにとって大きな転換点となっている。ロナウドは先週、ジョルジェ・ジェズス監督との確執が報じられた末にキャンプを離脱した。それ以降、ポルトガルはデンマーク遠征での4-2の勝利に続き、ノルウェー戦も制し連勝を伸ばしている。
試合は前半36分、ノルウェーのクリストフェル・アイエルに先制点を許す苦しい展開となった。しかし、わずか2分後にジョアン・カンセロが強烈なシュートで同点に追いつき、後半34分にはジョアン・フェリックスのパスを受けたゴンサロ・ラモスが決勝ゴールを挙げ、逆転に成功した。後半終盤にはフランシスコ・コンセイソンの退場というアクシデントに見舞われながらも、守備陣がリードを最後まで守り切った。
依存からの脱却と次世代の台頭
ロナウドの離脱によりチームの結束が揺らぐことが懸念されていたが、結果は逆であった。直近の2試合で合計6得点を記録しており、特定の選手への依存度低下が明確化している。ラモスやフェリックスら攻撃陣がそれぞれの役割を果たし、組織として機能している点は、今後のポルトガル代表におけるポジティブな変化と言えるだろう。
今後の代表招集に関する監督のコメント
ジェズス監督は試合後、ロナウドの将来的な代表復帰について言及した。「ロナウドが望むなら代表に戻ることができる。次の招集前に話し合うことは可能だが、決断を下すのはクリス自身になるだろう」と述べ、扉が閉じられていないことを強調した。

チームの最大のスターが不在の中でも、ポルトガル代表はピッチ上でその影響を最小限に抑え、結果を出し続けている。確かなことは、ポルトガルがロナウドという個の力に頼る段階から、チーム全体の総合力で戦うフェーズへと移行しつつあるということだ。


