
プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(マンU)が、チームの主将を務めるポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスとの再契約に向けて交渉を進めていることが分かりました。
クラブの成績や同選手の最近のパフォーマンスに対する懸念の声があるものの、フロント陣は依然として彼をチームの根幹を支える核心的な戦力と見なしている模様です。
契約延長に向けたクラブの方針と現状
イギリスメディア「フットボール・インサイダー」は18日、マンUがブルーノ・フェルナンデスとの契約延長に向けた協議を継続していると報道しました。
現在結ばれている契約は2026-2027シーズン終了時に満了を迎えます。クラブ側は1年の契約延長オプションを保有しているものの、それだけにとどまらず新たな契約を締結することで彼の将来を確固たるものにしたい考えです。

過去の実績とチーム内での絶大な存在感
クラブが引き留めに動く背景には、彼が前シーズンに見せた圧倒的な影響力があります。
ブルーノ・フェルナンデスは2025-2026シーズンのプレミアリーグで21アシストを記録し、ティエリ・アンリ氏やケヴィン・デ・ブライネ選手が保持していた単一シーズン最多アシスト記録(20アシスト)を更新しました。この活躍によりプレミアリーグ年間最優秀選手に選出され、クラブのリーグ3位フィニッシュとUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権獲得に大きく貢献しました。
また、クラブ内表彰である「サー・マット・バスビー年間最優秀選手賞」を5度受賞しており、これはクリスティアーノ・ロナウドやダビド・デ・ヘアらを上回るクラブ史上最多記録となっています。
今シーズンも主力としての役割を果たしており、2026-2027シーズンのプレミアリーグで540分間プレーし、ブライアン・ムベウモとともにチーム内最多出場時間を記録。サッカー統計サイト「FotMob」の平均評価点でも7.64点と、チーム内でトップ水準を維持しています。

40年ぶりの不振と主将としての課題
個人の高い水準とは裏腹に、チーム全体の成績は深刻な低迷が続いています。去る14日に行われたUCLのアトレティコ・マドリード戦に0-2で敗戦しました。
公式戦直近5試合で2分け3敗と白星がなく、プレミアリーグでも開幕から6試合で1勝3分け2敗の勝ち点6にとどまっています。これは1986-1987シーズン以来、約40年ぶりとなる最悪のリーグスタートです。
さらにグローバルスポーツメディア「ESPN」によると、ブルーノ・フェルナンデスはマンUの歴史上、UCLで勝利数よりも敗戦数が上回った初めてのキャプテンという記録も残すことになりました。
苦境の中で主将としての責任論も浮上していますが、クラブは昨シーズンの貢献度やチームへの影響力を重視し、再契約交渉を維持しているとみられます。
最終的に交渉が合意に至るかが注目の焦点となります。チームの不振を脱却し反転攻勢を導けるかが、彼の主将としての立場をより確固たるものにするための鍵となります。


