
代表チーム離脱をめぐる渦中の事態
クリスティアーノ・ロナウドの突然の代表チーム離脱によりポルトガルサッカー界が揺れる中、ブルーノ・フェルナンデスが事態の収拾に乗り出した。ロナウドを「ポルトガル代表チームとサッカー、そして国家の最大の象徴」と称えつつも、これ以上の分裂はあってはならないと強調した。
フェルナンデスは3日、ノルウェーとのUEFAネーションズリーグ戦を控えた記者会見で「ロナウドと対話をした」とし、「何が起ころうとも、彼が我々の代表チームとポルトガルサッカー、そして国家の最大の象徴であるという事実は変わらない」と語った。
フェルナンデスが訴える「派閥の解消」
続いてフェルナンデスは「ロナウドは歴史上最高の選手の一人として特別な地位を占めており、すべてのポルトガル国民の心の中にも存在している」とし、「最も重要なことは、今我々が互いに派閥を作らないことだ」と述べた。
ロナウドは、ジョルジェ・ジェズス監督がデンマーク戦でも自身を先発起用しない意向を明かした後、代表チームを離れた。その後、自身のSNSを通じて「時が来れば、私が代表チームを離れた理由についての真実をすべてのポルトガル国民に話す」と明かし、波紋を広げた。これは韓国のスポーツニュース等でも度々議論される「スター選手と監督の戦術的対立」という構図と同様に、ポルトガル国内でもロナウドの行動をめぐりファンの間で意見が分かれている。
内部の結束とジェズス監督のスタンス
フェルナンデスは「代表チーム内に分裂はない。代表チームは一つであり、これからもそうあり続ける」とし、「外部からどのような話が出ようとも、我々は論争とは距離を置いている」と強調した。
その上で「国民も誰かの味方をするような形で分かれないでほしい」とし、「ロナウドを好きか嫌いかに関わらず、彼が代表チームの歴史において最大のアイコンであるという事実は変わらない。彼は皆から尊重される資格がある」と語った。
ジェズス監督もロナウドを「ポルトガルの象徴」と表現した。ただし、具体的な状況についてはノルウェー戦の後に話すという立場を示した。ジェズス監督は「今は代表チームと対戦相手のノルウェーに集中する」とし、「現在我々にとって重要な問題は試合だ」と述べた。ポルトガルは、ロナウドが先発出場しなかったノルウェー戦とデンマーク戦でいずれも勝利した。デンマーク戦では、ロナウドが代表チームを離れた直後にもかかわらず4-2で勝利を収めている。
ロナウドの代表チームの未来をめぐる論争は終わっていないが、ポルトガル代表選手団は、まずはピッチ外の葛藤と競技力を切り離すという姿勢を明確にしている。


