ヤンキースがジャズ・チザムと決別へ―「規律なき名門」が抱える深刻なブランド毀損

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あくび、飴を舐めながら…「チームの恥」と決別へ 名門ヤンキースは規律を取り戻せるか
ジャズ・チザム・ジュニア。ゲッティイメージズ

ニューヨーク・ヤンキースが、オールスター経験を持つ二塁手ジャズ・チザム・ジュニア(28)との決別に向けて舵を切った。MLB公式サイトなどの報道によると、ヤンキースはチザムに対してクオリファイング・オファー(QO)を提示しなかったことが明らかになった。

QO提示見送りが意味する「決別」の意思

QOとは、FA選手に対し球団が提示する1年契約の制度であり、今年の基準額は2315万ドルに設定されている。このオファーを拒否して他球団と契約した場合、元の所属球団はドラフト指名権を補償として受け取ることができる。ヤンキースがこの権利を放棄したことは、移籍に伴う補償金さえも不要とし、チーム編成から外すという明確な決断と受け取られている。

チザムは今季、OPS 0.711と打撃面ではやや伸び悩んだものの、守備や走塁面では一定の貢献を果たし、WARは3.5を記録した。市場価値がある選手でありながら放出に向かう背景には、数字では表れない「クラブハウス内での姿勢」が大きく関わっている。

度重なる奇行と「チームの恥」という批判

チザムのプレースタイルや振る舞いは、往年のヤンキースが築き上げた厳格な伝統とは相容れないものとして頻繁に議論を呼んできた。ポストシーズン中に守備位置であくびをする姿が中継映像で捉えられたほか、試合中に棒付きキャンディを口にするなど、プロ意識を問われる場面が重なった。

こうした行動に対し、かつてのヤンキース守護神グース・ゴセージ氏は「チザムはチームの恥であり、ピエロのような存在だ」と公然と批判した。かつてのヤンキースは、ジョージ・スタインブレナー前オーナーの下、髭や長髪の禁止、移動時のスーツ着用など、リーグで最も厳格な規律を誇っていたチームである。

あくび、飴を舐めながら…「チームの恥」と決別へ 名門ヤンキースは規律を取り戻せるか
ニューヨーク・ヤンキースのジャズ・チザム・ジュニアが昨年のポストシーズン中にあくびをしている。中継映像キャプチャー
あくび、飴を舐めながら…「チームの恥」と決別へ 名門ヤンキースは規律を取り戻せるか
ニューヨーク・ヤンキースのジャズ・チザム・ジュニアが今年の試合中に棒付きキャンディを食べている。中継映像キャプチャー

伝説的OBたちが語る「ヤンキースの基準」の喪失

チームの規律低下について、レジェンドたちからの苦言も絶えない。CC・サバシア氏は「今のクラブハウスにはヤンキースの基準を守る者がいない」と嘆き、デレク・ジーター氏やアレックス・ロドリゲス氏も、ミスに対する意識の低さと、それを許容するチーム体質を厳しく指摘している。

現在、ヤンキースは2009年以来、17年間ワールドシリーズ優勝から遠ざかっている。この長い無冠の期間は、かつての強豪としてのプライドを徐々に蝕み、「チーム・ファースト」という文化から「個人記録優先」のチームへと変貌してしまったのではないかという懸念を呼んでいる。

名門再建への道筋と体質改善

他球団からも「個人の記録ばかりを追いかけるチーム」と揶揄される状況を打破するため、球団首脳陣には早急な体質改善が求められている。今回のチザムとの決別が、かつてのヤンキースの威厳を取り戻すための第一歩となるのか、今後のオフシーズンの動きに注目が集まる。

Grey

Grey

K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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