
20日午後9時40分放送のKBS1『特派員報告 世界は今』第457回では、「廃墟の中の安らぎ、パレスチナのワールドカップ」と「フラミンゴ対イヴァンカ、怒れるアルバニア」というストーリーをお届けします。
世界最大のスポーツの祭典、ワールドカップが開幕して2週目を迎えました。ベスト32を目指して各グループリーグが真っ只中であり、ワールドカップの熱気が地球村を熱くしています。依然として砲声が絶えないガザ地区も例外ではありません。
サッカーはガザ地区で最も人気のあるスポーツです。人気チームの試合があるたびに通りはサッカーファンで溢れ、子供たちはメッシのユニフォームを着て歩き回るのが日常でした。しかし、戦争以降、通りは廃墟と化し、試合が行われていたスタジアムは避難民のテント村となって久しいです。
パレスチナサッカー協会によると、1,000人を超えるスポーツ関係者が死亡し、265のスポーツ施設が破壊されました。ガザ地区のある避難民は「全世界がワールドカップを楽しんでいる間、私たちは明日の食べ物を心配しなければならない」と吐露しました。

しかし、このような現実の中でもガザの住民たちはワールドカップに没頭しています。受信状態が悪く画面が頻繁に途切れますが、非常用電源や予備バッテリーを使い、三々五々集まってワールドカップの中継を視聴しています。
あるサッカーファンは「この試合を見ている間にも攻撃を受けるかもしれないし、私も死ぬかもしれない。しかし、あらゆる困難にもかかわらず試合を見守るつもりだ」と語り、試合を見ている時だけは世界の人々と共に生きているような感覚を受けると話しました。
廃墟となったガザ地区の厳しい状況の中でも、ワールドカップを通じて生きる希望を見出すガザの人々の姿に迫ります。

東欧の小さな国、アルバニア。静かだったこの地で、大規模なデモが3週間にわたって続いています。デモ隊は「アルバニアは売り物ではない」というスローガンを掲げ、至る所にフラミンゴが描かれたプラカードが登場しました。
アルバニア南部の沿岸都市ズヴェルネツとナルタ、そして近隣のサザン島は、海洋国立公園や海洋景観保護区などが含まれており、「地中海に残された最後の秘境」と呼ばれています。
開発もほとんど進んでおらず、フラミンゴやウミガメ、ダルマチアペリカンなど絶滅危惧種の生息地でもあります。ところが先月30日、平和だったこの地に突然有刺鉄線が張り巡らされて通行が制限され、ブルドーザーまで登場しました。超豪華開発プロジェクトが始まったのです。投資規模はなんと40億ユーロ(約7兆ウォン)。サザン島には客室1万室規模の超大型リゾートが建設される予定だと伝えられました。しかし、この開発プロジェクトに関与しているのは、他でもないドナルド・トランプ米大統領の娘イヴァンカ氏と夫のジャレッド・クシュナー氏です。彼らは旅行中にこの地を発見し、一目惚れして投資を決めたと明かしました。
アルバニア国民は即座に反発しました。政府が外国資本と結託して土地を売りさばいていると主張したのです。環境団体も立ち上がりました。海と砂浜は国有地であり環境保護区であるにもかかわらず、住民の同意なしに開発を行うとは何事かという訴えです。しかし政府は、2024年に改正された環境保護法に基づき、環境保護区であっても5つ星以上の最高級リゾート施設については開発制限が免除されるという内容が含まれているとして、計画を強行しています。

当時の法改正自体がこの沿岸開発プロジェクトを見越したものだったのではないかという疑惑が浮上し、さらに開発用地の所有権争いや国有地売却過程の不透明性まで指摘され、開発反対の声はますます高まっています。国民はアルバニア政府とクシュナー夫妻の政経癒着疑惑を掲げ、首相の退陣まで要求しています。
アルバニアで物議を醸している沿岸地帯開発プロジェクトについて詳しく解説し、なぜこれが反政府デモにまで発展したのか、その理由を探ります。
『特派員報告 世界は今』第457回では、ユン・スヨンアナウンサー、キム・ジェチョン教授(西江大学)、オ・ゴンヨン団長(新韓銀行)、パク・ヒョンド教授(西江大学)が出演し、6月20日夜9時40分からKBS1で生放送されます。


