南アに不意を突かれた洪明甫(ホン・ミョンボ)号…自力でのトーナメント進出ならず

前半の枠内シュートは「0本」と無気力
孫興慜をベンチスタートにした勝負手は不発
遅れて孫・カストロプを投入するも効果なし
各組3位の12チーム中8チームが32強へ進むが
進出できたとしてもドイツなど組1位の強豪と
対戦する「茨の道」
洪明甫(ホン・ミョンボ)監督率いる韓国代表が、南アフリカ共和国を相手に2026北中米ワールドカップの運命をかけた最終戦。0-0で迎えた後半10分、赤、緑、黄色が混ざり合った観客席は熱気に包まれた。
相手のゴールを脅かすシュートでも、ゴールでもなかった。それにもかかわらず耳をつんざくような歓声が上がったのは、同じA組のもう一つの最終戦で生まれたメキシコのゴール速報だった。
メキシコはマテオ・チャベスの先制点に続き、6分後にはフリアン・キニョネスの追加点も決まった。開催国メキシコのファンは、すでにA組1位を確定させていた自国代表がチェコまで下し、3戦全勝(勝ち点9)の勢いに乗っていることに歓喜した。
韓国は最低でも3位を確保でき、南アフリカ共和国は最大で2位まで狙えるという点で、悪い状況ではなかった。両チームにとって、この一戦でトーナメントへの道が決まるはずだった。その勝者が韓国ではなかったという事実が、ただただ残念でならない。
洪明甫監督率いるサッカー韓国代表は25日、メキシコのモンテレイで行われた北中米ワールドカップ・グループステージA組第3戦で、タペロ・マセコ(リマソール)に決勝ゴールを許し、南アフリカ共和国に0-1で敗れた。
これにより韓国(1勝2敗)は勝ち点3にとどまり、メキシコと南アフリカ共和国(1勝1分け1敗・勝ち点4)に次ぐA組3位に転落した。48カ国体制に変更された今大会では、12組の3位のうち上位8チームも32強トーナメントに進出できる。韓国は28日まで行われる他組の結果次第で、32強進出の可否と対戦相手が確定する。
その結果次第で、韓国は30日に米ボストン・スタジアムでE組1位を確定させたドイツと対戦するか、7月2日に米シアトル・スタジアムでG組1位と対戦することになる。G組では現在、エジプト(1勝1分け・勝ち点4)が首位を走っている。

一方、南アフリカ共和国は自国開催だった2010年にも果たせなかったトーナメント進出の夢を実現させた。
この日、韓国は「キャプテン」孫興慜(LAFC)と李在成(マインツ)を大胆にベンチに下す勝負に出たが、功を奏さなかった。その代わりに呉賢揆(ベシクタシュ)を最前線に配置し、黄喜燦(ウルヴァーハンプトン)を左サイドに投入した。「韓国の弱点をすべて把握した」という南アフリカ共和国の計算を揺さぶると同時に、相手を積極的にプレスして攻撃の糸口を見つけるという構想だった。
しかし韓国は、むしろ相手の守備からの鋭いカウンターや、スペースが空くたびに放たれるミドルシュートに振り回された。ゴールこそ決まらなかったものの、試合の流れは南アフリカ共和国に傾いていた。前半のシュート数でも4本(枠内0本)対9本(枠内3本)と、完全に劣勢だった。
韓国は後半に入り、孫興慜とイェンス・カストロプ(メンヒェングラートバッハ)、金珍圭(全北)を同時に投入して反撃に出たが、結果は芳しくなかった。韓国は後半18分、サイドからのクロスに合わせたマセコの左足シュートで先制点を許し、0-1とリードされた。韓国はDF朴鎮燮(浙江)に続きFW曹圭成(ミッティラン)まで相次いで投入して同点ゴールを狙ったが、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。終了間際、カストロプのクロスに合わせた朴鎮燮のヘディングシュートもGKに阻まれ、敗戦を受け入れざるを得なかった。

