
2026北中米ワールドカップ最大の旋風の主人公であるカーボベルデ代表チームのDFピコ・ロペス(シャムロック・ローヴァーズ)が、「我々はワールドカップの舞台に立つ資格があった」と胸を張りました。米CNNは3日、ロペスとの独占インタビューを通じて、カーボベルデのワールドカップへの果敢な挑戦と、彼の数奇で特別なサッカー人生に光を当てました。
カーボベルデは人口約50万人の西アフリカの小さな島国です。国際サッカー連盟(FIFA)ランキング67位という立ち位置で、本大会出場国の中でもひときわ小国でした。大会前、多くの専門家がカーボベルデのグループステージ敗退を予想していたのは周知の事実です。しかし、彼らは優勝候補であるスペインを相手に0-0で引き分け、世界を驚愕させました。続いてウルグアイ、サウジアラビアとも引き分け、見事にグループ2位でベスト32に進出。ワールドカップ本大会初出場でトーナメントに進出するという快挙は、カーボベルデのサッカー史上初の歴史的瞬間となりました。
ベスト32ではアルゼンチンと対峙し、延長111分に決勝ゴールを許して0-1で惜敗したものの、その試合は今大会屈指の好ゲームとして評価されました。センターバックのロペスは「大会前、我々は成功の可能性が1%という評価を受けていました」と振り返り、「しかし、我々はこの舞台に立つ資格があることを証明したかったのです」と熱く語りました。続けて「相手が誰であるかよりも、我々が何をすべきかだけを考えました。アルゼンチンも一時は緊張させたはずです。結果は残念ですが、十分に渡り合えました」と誇りを滲ませました。
アイルランドで生まれたロペスが代表チームの出場資格を得たのは、カーボベルデ系の父親のルーツがあったからこそ。彼の代表入りの過程は非常にユニークです。当時代表監督だったルイ・アグアスが、ビジネスSNS「LinkedIn」を通じて直接スカウトを送ったことがすべての始まりでした。
最初のメッセージはポルトガル語で書かれていたため見逃していましたが、1年後に英語で再度連絡が届いた際に返信したことで、国家代表への扉が開かれたのです。ロペスは「LinkedInのプロフィール一つが国家代表になるきっかけになるとは、夢にも思いませんでした」と笑い、「毎日最善を尽くし、夢を諦めなければ何でも可能であることを示す物語でしょう」と語りました。
カーボベルデはアフリカ予選でカメルーンを抑え、グループ1位で史上初めてワールドカップ本大会への切符を手にしました。ロペスは「ワールドカップのチケットは、ただプレゼントのように降ってくるものではありません」とし、「我々は実力でこの舞台へ進み、そして競争力を証明したかったのです」と力を込めました。
また、スペイン戦無失点の立役者となった40歳の守護神、ヴォジーニャの存在も忘れてはなりません。彼はスペインを相手に7つのセーブを記録し、マン・オブ・ザ・マッチ級の活躍で世界中から称賛を浴びました。ロペスはヴォジーニャについて「チームにとって父親のような存在です」と敬意を表し、「彼が今受けている称賛は、当然得られるべきものです」と称えました。
帰国後、代表チームは国民から熱烈な歓迎を受けました。「帰国して初めて、今回の成果が国民にとってどれほど大きな意味を持つものだったのかを実感しました。カーボベルデという国の名前を世界に知らせたこと、それだけでも大きな自負心を感じています」とロペスは語ります。
今回のワールドカップがカーボベルデのサッカーの未来を大きく変えたと確信する彼は、「これからはカーボベルデの子供たちが皆、サッカーボールを蹴り、国家代表を夢見るようになるはずです」と期待を寄せます。「代表チームでプレーすることで、私自身も自分のルーツと家族の歴史をより深く理解することができました」と、彼にとって特別な時間であったことを明かしました。



