

2026-2027シーズン、イングランド・プレミアリーグ(PL)で最も優勝に近いとされるチームは、まさに「ディフェンディングチャンピオン」のアーセナルです。
いよいよプレミアリーグの新シーズンが開幕し、世界中のサッカーファンが熱狂する季節がやってきました。これに合わせて、人気のサッカーコンテンツチャンネル「SCORE 90」は、予測市場「ポリマーケット(Polymarket)」の最新データを基に、今シーズンのPL優勝候補に挙げられる上位5チームを紹介し、話題を集めています。
まず、5位に名を連ねたのはマンチェスター・ユナイテッド(マンU)です。気になる優勝確率は「9%」と予測されました。マンUは昨シーズン(2025-2026)の序盤、成績不振を理由にルベン・アモリム監督との契約を解除。後任としてマイケル・キャリックを暫定監督に据える決断を下しました。この選択が見事に当たり、キャリック暫定監督は低迷していたチームを最終的にリーグ3位にまで引き上げる手腕を発揮したのです。
そして今シーズンを迎えるにあたり、マンUのフロントはキャリックを正式に監督として招聘することを発表。多くのサポーターやサッカーファンは、「キャリック監督がプレシーズンから年間を通して指揮を執れば、昨シーズンの3位を超える成績を残せるのではないか」と大きな期待を寄せていました。
しかし、いざ開幕のホイッスルが鳴り響くと、現実は甘くありませんでした。マンUはハル・シティ相手に0-2という衝撃的な敗北を喫し、いきなりPL16位へと急降下。優勝候補の一角とは到底思えないような、ほろ苦いスタートとなりました。もちろん、リーグ戦はまだ1試合を消化したに過ぎません。残りの37試合で彼らがどのような巻き返しを見せてくれるのか、ファンは期待と不安が複雑に交錯する中で今後の戦いを見守っています。


続く4位は、優勝確率「10%」と予測されたチェルシーです。チェルシーは昨シーズンをリーグ10位という非常に悔しい結果で終えました。それにもかかわらず、今回こうして優勝候補の上位に名を連ねている最大の理由は、新指揮官として名将シャビ・アロンソを招聘したことにあります。
アロンソ監督といえば、レバークーゼンを率いた2023-2024シーズンにブンデスリーガ無敗優勝という歴史的偉業を成し遂げ、その卓越した戦術的手腕を世界に証明しました。その後のレアル・マドリードでの監督任期は短期間にとどまったものの、1試合あたりの平均勝率は驚異の70%を記録しています。しかし、レアル時代は勝率こそ高かったものの、ここ一番という大一番での脆さを指摘され、最終的には解任の憂き目に遭いました。チェルシーにおいても、リーグ優勝の行方を左右する天王山で足元をすくわれる懸念があるため、現時点での優勝確率は10%という現実的な数値にとどまっています。
ただ、チェルシーには大きな強みもあります。それは、今回挙げられた優勝候補5チームの中で唯一、欧州カップ戦の負担がないという点です。昨シーズンのチェルシーは公式戦合計59試合を消化し、クラブワールドカップの超過密日程も重なり満身創痍でした。今シーズンは欧州の舞台がない分、すべてのエネルギーをプレミアリーグのタイトル奪還に集中させることができるのは有利に働くはずです。

3位にランクインしたのは、優勝確率「13%」のリバプール。昨シーズンを5位で終えたリバプールに対し、一部のファンからは「13%でも高すぎる評価ではないか」との声も聞かれます。というのも、今シーズンのリバプールはクラブの根幹を揺るがすほどの大きな転換期を迎えているからです。
まず、チームを率いたアルネ・スロット監督が退任し、新たにアンドニ・イラオラ監督が就任。さらに、長年にわたりエースとして君臨してきた絶対的レジェンドのモハメド・サラーや、世界屈指の左サイドバックであるアンドリュー・ロバートソンといった主力中の主力を放出しました。このドラスティックな血の入れ替えもあり、大手データ統計サイト「Opta(オプタ)」は、リバプールの優勝確率をさらに慎重な「9.2%」と算出しています。
そして、残る2チームはマンチェスター・シティ(マンC)とアーセナルです。近年のPLを牽引するこの2強が、今シーズンも熾烈なデッドヒートを繰り広げることは間違いありません。しかし、予測市場「ポリマーケット」が弾き出した数値は衝撃的でした。なんと、昨季王者のアーセナルの優勝確率を驚異の「46%」と予想したのです。これに対し、絶対王者として君臨してきたマンCは「22%」という控えめな数字にとどまりました。

アーセナルは2025-2026シーズンを制した正真正銘の王者です。昨季の優勝メンバーがほぼ全員残留し、チームの戦術的成熟度は極限に達しています。さらにピンポイントでの戦力補強にも成功したため、現時点で「大本命」として評価されるのは必然と言えるでしょう。
一方、マンCの優勝確率が22%にとどまった背景には、戦力の低下というよりも、「ペップ・グアルディオラ退任後の初シーズン」という巨大な不確実性が影を落としているため、というのが現実的な見方です。さらに、チームの心臓であった「バロンドール受賞者」ロドリをはじめ、勝負強さが光ったFWオマール・マーモウシュ、サヴィーニョ、ニコ・ゴンザレスなど、多くの実力派スター選手が今夏に一斉に退団したことも、評価を下げる要因となっています。
激闘の幕を開けた今シーズンのプレミアリーグ。開幕戦が終わり、これから残り37試合にわたる長く過酷なレースの中で、ついに真の王者が決定します。果たして来年の夏、歓喜のトロフィーを掲げてホームスタジアムに凱旋するのはどのチームになるのでしょうか。世界中のファンの熱い視線が注がれています。


