
トッテナムがホームでニューカッスル・ユナイテッドに0-2で敗れた。シュート17本を放ちながらも1点も奪えず、開幕戦のブレントフォード戦(0-3)に続き、2試合連続の無得点敗戦となった。今夏、3億ポンド(約580億円)以上を投じてスカッドを大幅に入れ替えたトッテナムだが、シーズン序盤のスタートは極めて不安なものとなっている。
トッテナムは30日、イギリス・ロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われた2026~2027イングランド・プレミアリーグ(EPL)第2節で、ニューカッスルに0-2で敗れた。前半まではトッテナムが主導権を握っていたものの、後半17分にアンソニー・エランガ、同27分にヨアン・ウィサに連続ゴールを許した。その後、トッテナムは反撃を試みたが、最後まで相手のゴールネットを揺らすことはできなかった。
トッテナムはボールポゼッション率58対42、シュート数17対11とニューカッスルを大きく上回ったものの、決定的な場面でのフィニッシュ精度を欠いた。これでトッテナムは、リーグ開幕2試合で「0得点5失点」の2連敗という、あまりにも無残な成績を突きつけられることになった。去る27日のカップ戦ではチャールトンを5-1で下し、復活の兆しを見せていた。しかし、その試合で1ゴール1アシストと鮮烈なデビューを飾ったサヴィオが筋肉疲労のためこの日は欠場。トッテナムは最後まで1点すら奪うことができなかった。

今夏、トッテナムはサンドロ・トナーリを約9250万ポンドで獲得したほか、マテウス・フェルナンデスやヤン・ポール・ファン・ヘッケを補強するなど、大規模なスカッド再編に乗り出した。さらにサヴィオやオマール・マーモウシュをマンチェスター・シティから獲得するなど、移籍金だけで総額3億ポンド(約580億円)以上を注ぎ込んでいる。
2年連続でリーグ17位という屈辱的な結果を晴らすため、ロベルト・デ・ゼルビ新監督体制のもとでチームを根本から作り変えるという大改革の構想だった。デ・ゼルビ監督も開幕前、新加入の攻撃陣のポテンシャルに大きな期待を寄せていた。しかし、開幕からの2試合では、その巨額補強の効果がまだ結果へと結びついていない。
むしろ、この日のニューカッスル戦ではチームの組織力の差が顕著に露呈する形となった。トッテナムがボールを保持して攻撃を組み立てる時間は長かったものの、ニューカッスルは堅固な守備ブロックを維持。そこから素早い攻守の切り替えでトッテナムを脅かした。後半に許した先制点も、トッテナムが前がかりに攻撃を仕掛けた隙を突かれ、守備の裏のスペースを開け渡してしまったことが引き金となった。
デ・ゼルビ監督は試合後、ホームでの無得点敗戦についてサポーターに謝罪しつつも、「パニックには陥っていない」と語った。自分自身が目指すべき方向性や、チーム再建の計画を明確に理解していると強調し、今後の巻き返しを強く誓った。

対照的にニューカッスルは、指揮官が交代し、複数の主力選手が離脱したにもかかわらず、トッテナムの敵地で見事な結束力と強固なチーム力を見せつけた。新加入のニコ・ゴンサレスらがピッチを精力的に駆け回り、エランガとウィサは決定的なチャンスを確実にゴールへと結びつけた。
多くの新戦力を迎えて生まれ変わったばかりのトッテナムにとって、シーズン序盤におけるチーム組織力の早期向上は、今まさに突きつけられている最大の課題である。


