「サッカーの神」が去ったアルゼンチンの未来…一人の天才から真のチームへ、新たな時代の幕開け

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「サッカーの神」が去ったアルゼンチンの未来は?…「一人の天才ではなくチームとして再出発を」
アルゼンチンのレジェンド、リオネル・メッシが代表チームからの引退を宣言した。2022年カタールW杯優勝後、トロフィーにキスをするメッシ。AFP連合ニュース

「サッカーの神」ことリオネル・メッシ(39・インテル・マイアミ)が、ついにその舞台を去った。20年以上にわたってアルゼンチン代表を支え続けた絶対的な解決者が、ついにユニフォームを脱ぐ決断を下したのだ。アルゼンチンは今、この偉大なレジェンドの不在をいかにして埋めるかという、極めて大きな宿題を突きつけられている。メッシがこれまで一身に担ってきた得点力、創造性、試合の組み立て、そして勝負を決める決定的な一撃。それらを一体どう補えばいいのだろうか。

メッシは31日、自身のSNSを通じて、21年間もの長きにわたり情熱を注いできたアルゼンチン代表からの引退を発表した。国際Aマッチ207試合に出場し、125ゴールという驚異的な記録を残した彼は、2022年ワールドカップ優勝と2度のコパ・アメリカ制覇という最高の栄光を置き土産に、チームを離れることになった。なお、2026年ワールドカップではスペインとの決勝戦まで駒を進め、準優勝という結果でそのキャリアを締めくくった。

メッシの抜けた穴はあまりにも大きい。アルゼンチンは、彼が全盛期を過ぎてからでさえも、メッシのプレーを中心に攻撃の形を構築してきた。メッシがボールを持てば相手守備陣は必然的に引きつけられ、その生まれた隙間で周囲の選手たちが活きる。あるいは、メッシ自らがネットを揺らすか、絶妙なラストパスで決定機を演出する。そんなスタイルがチームの「軸」として完全に定着していたからだ。

「サッカーの神」が去ったアルゼンチンの未来は?…「一人の天才ではなくチームとして再出発を」
アルゼンチンのメッシが2026北中米ワールドカップ決勝戦敗退後、授賞式で涙を浮かべている。AFP連合ニュース

そのようなチームからメッシという最大のカードが消えたことで、アルゼンチンサッカーの全体的な枠組みは今、激しく揺らいでいる。それを象徴していたのが、先日の2026年ワールドカップ決勝戦だ。アルゼンチンはスペインとの延長120分間、一度も有効シュートを放てないという苦境に立たされた。試合終盤にはエンソ・フェルナンデスとレアンドロ・パレデスが退場処分を受けるなど、チーム全体の動揺は隠せなかった。米フォックススポーツも決勝戦直後、「アルゼンチンはメッシ時代の終焉を前に、次なる時代を早急に準備しなければならない」と厳しい現実を突きつけている。

それでも、メッシの後を継ぐ才能が枯渇しているわけではない。真っ先に期待されるのはフリアン・アルバレスだ。マンチェスター・シティやアトレティコ・マドリードでトップクラスのストライカーへと成長を遂げた彼は、メッシと共に2022年W杯優勝の歓喜を味わった経験を持つ。最前線にいながら守備への献身性やプレスを惜しまず、相手の裏を突く動き出しも抜群だ。メッシが試合をコントロールする「指揮官」タイプなら、アルバレスはより直接的にゴールを陥れる「点取り屋」タイプと言えるだろう。

また、高い得点能力を誇るラウタロ・マルティネス(インテル)も、すでにチームの不動の主軸だ。ここに新たな攻撃的MFの候補として、ニコ・パス(コモ)の名が浮上している。レアル・マドリード育ちのパスは、その創造性と卓越したボール運びの技術を備えた次世代のホープとして高く評価されている。

「サッカーの神」が去ったアルゼンチンの未来は?…「一人の天才ではなくチームとして再出発を」
アルゼンチンのフリアン・アルバレスが北中米ワールドカップ・スイス戦で得点後、セレモニーを行っている。Getty Imagesコリア

さらに若い世代では、2007年生まれのフランコ・マスタントゥオーノ(フィオレンティーナ)も控えている。プレイメーカーとしての素質を持つマスタントゥオーノは、ドリブルとパスセンスを武器にする将来有望なタレントだ。

とはいえ、選手一人にメッシの役割をすべて求めるのは酷というものだろう。ロイター通信も「特定の選手に過度な負担を強いるのではなく、長年かけて構築してきた組織力を継承していくことが何よりも重要だ」と分析している。メッシと共に戦い、彼を見て学んできた選手たちが、今後はチームの屋台骨を担わなければならないということだ。

実際に、2022年カタールW杯で優勝した際、アルゼンチンはメッシの個人能力だけで頂点に立ったわけではない。ロドリゴ・デ・パウル、アレクシス・マック・アリスター、エンソ・フェルナンデスらが中盤で凄まじい運動量とプレスを披露し、守備陣とGKエミリアーノ・マルティネスも極めて堅固な組織を作り上げていたからこそだ。

この20年間、一人の天才が生み出してきた変数を、これからはチーム全体として作り出していく必要がある。アルバレスとラウタロが得点を分け合い、パスやマスタントゥオーノといった若手が新たな創造性を加え、中盤の選手たちが試合の舵取りを分担する。そうした新たな姿が求められている。

アルゼンチンサッカーは今、レジェンドとの別れを経て、新しい時代の出発点に立っている。

「サッカーの神」が去ったアルゼンチンの未来は?…「一人の天才ではなくチームとして再出発を」
メッシが代表引退を発表した1日、アルゼンチンのブエノスアイレスでメッシの壁画が描かれた通りを市民が歩いている。ロイター連合ニュース
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K-pop & Sports Content Editor

worked in Asia National News Media since 2019
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